「まひるの散歩/角田光代」を読みました。
『まひるの散歩/角田光代著(オレンジページ)』を古本で見つけ、読んでみました。
オレンジページ内の「夜中の散歩」2009年~2012年を再構成したもので、2012年に第一刷発行されています。
直木賞作家の著者、角田さん。
このエッセイでは、飾らず、気取らず、ありのままの日々が綴られていて、あまりにも庶民的で共感するとともに、よくぞそこまで恥ずかしがらずに書けたものだと ^_^; 思いました。
ふつうはけっこう“カッコつけて”書きたがるようなところも正直な感じで書かれていました。
ラーメン屋、回転寿司、居酒屋の三つはどうしてもひとりで行けないなんて書いておきながら、いつの間にかその内二つをクリアしていたり、大掃除は人間は絶対にしなければならないと思っていたのに、友人に聞いたら「そんなの一度もしたことない」と言われ、じゃあ今までの自分は何っ!と驚きまくったり。
空港に行くとなぜかたいしてお腹も空いていないのに、時間ギリギリでも食堂・レストランなどに飛び込んだり、弁当づくりは嫌いと言っておきながら、いざ自分でつくってみるとやめられなくなったりもしています。
機械音痴のくせに、家電好きで、ホームベーカリーを買ってしまい、食べてみるとそこそこウマいが、やっぱり近所のパン屋さんの方が美味しいと言ったり、こういう人ってクラスに一人、ご近所に一人はいそうですが、関わり合うとけっこう面倒くさい人だったりします。
というわけで、まるで他人事として読んでいるうちは面白おかしく読んでいましたが、なんだかウチの奥さんに似ているところがいくつか見受けられて、ちょっと不安になったり、怖くなって思わずページを閉じてしまうこともありました(^_^;)
でもまあ、気軽に“他人事”として読めば、こんなに面白いものはないという本でした。
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