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2026/04/29

俳句を詠んでみる_0765【 末の春 心の洞を埋める妻 】

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精神的に苦しみ、身体もおかしくなった自分を励ましてくれる妻を詠みました。

【 末の春 心の洞を埋める妻 】

《背景》季語:末の春[晩春]
前回の句で、問題が起こったら投げ出して放ったらかしにして何が悪い。
悪いのは真面目に取り組むお前だと言われ、崩壊してしまった私の精神を詠んだ。
しゃべることも真っ直ぐ歩くことも出来なくなった心身不調の私の心の空洞を妻が今、埋めようとしてくれている。

 

2026/04/28

俳句を詠んでみる_0764【 春深し 心は負けて 静心なし 】

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日々まじめに生きても真面目に生きること自体に襲い掛かってくる人がいる、どう考えてよいのか悩みは深くなる。

【 春深し 心は負けて 静心なし 】

《背景》季語:春深し[晩春]
時はうつろい、ここ数年いろいろな出来事があり、その間に積み重ねられた大切な約束事などが存在している。
が、しかし、それを一瞬にして一転させることが、今のやり方で、声高に何が悪いと詰め寄ってくる。
そんなことが身近に起こりうるのだと、ついこのあいだ実感した。
精神的に崩壊に近い状態になり、心身のバランスが乱れ、今、倒れそうになりながら生きている。

 

2026/04/27

「写真で俳句をはじめよう/如月真菜・押山智良」を読みました。

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『写真で俳句をはじめよう/如月真菜(著)押山智良(写真) (ナツメ社)』を読みました。

“すぐにできる!イメージがふくらむ!”とサブタイトルに書かれているように、テレビ番組の「プレバト」でやっているような<写真>からイメージする<俳句>を詠んでいく。
そして、紙媒体でもネット上でも写真と俳句を一緒に発表していく、そんな形での俳句づくりの楽しさを説いた本でした。

著者・如月真菜さんは辻桃子氏に師事。2002年に「童子賞」受賞。NHK文化センターの講師などを経て俳句関連の著書も出されている方。

写真を担当された押山智良さんは、広告撮影プロダクションを経て、オシヤマスタジオの代表、日本の伝統的文化や風景を数多く撮影されている方です。

そんなこの本は妻が古本で見つけてくれたもので、2008年発行のものでした。

写真と俳句の組み合わせって、とても相性がいいと思うのです。
以前、森村誠一氏の著書「写真俳句のすすめ」をここでご紹介したことがあったのですが、私も実際に今やってみて、自分のイメージがふくらみ、俳句づくりに役立っていると感じています。

さらに今回ご紹介するこの本では、写真の専門家が共作しているので、細かく撮影のテクニック、効果的な手法まで書かれていて、“至れり尽くせり”です(^-^)

撮影のポイントと、俳句については初歩的な“決まりごと”から季語の選び方、どんなところから題材を持ってくるのかまで書かれていました。
俳句初心者からやっと脱出できそうな今の私にはとてもありがたいアドバイスがいっぱいでした。

現在、私は俳句をその場で作り出すこともあるし、色々な所に行って写真を撮ったり、身の回りの写真を撮ってそこからイメージを拡げて俳句を作ったりもしています。

そしてその写真を活かしてブログとFacebookに俳句を発表しています。
もちろん「いいね!」が付けばとても励みになるし、写真と俳句は“切っても切れない”関係になっています。

私のように、ある日突然「俳句を作ってみよう」なんて思った方がいらしたら、写真と俳句のコラボレーション、ぜひにとおすすめ致します。

 

俳句を詠んでみる_0763【 朝摘みの豌豆(えんどう) 白き花咲かせ 】

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庭でつくったスナップえんどうが実って一句。

【 朝摘みの豌豆(えんどう) 白き花咲かせ 】

《背景》季語:豌豆(えんどう)[初夏]
朝、庭にいた妻から「スナップえんどう実ってるよ」と声が掛かり、外に出た。
立派に実った豌豆は白い花を咲かせていた。

 

 

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2026/04/26

俳句を詠んでみる_0762【 栃の花 鯤鯨(こんげい) 既に我が鉤(はり)に 】

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佐野厄よけ大師で御籤を引いて初めて知った「鯤鯨(こんげい)」という言葉を用いて一句。

【 栃の花 鯤鯨(こんげい) 既に我が鉤(はり)に 】

《背景》季語:栃の花[初夏]
栃木県佐野市、佐野厄よけ大師でおみくじを引いたら、「冬の木も春の到来とともに再び芳しい花が開く『鯤鯨(こんげい)』が大きな波に乗って現れ【挙鍼禄真】なんと我が鉤に掛かっているぞ」と記された≪大吉≫を引き当てた。
妻が「その『鯤鯨』というのはもう既に作り上げた家族のことなんじゃないの・・今が幸せの瞬間と考えてみれば?」と言われた。

【鯤鯨(こんげい)】:荘子の著書に記された北の果てにいるという幾千里あるのかわからない魚で、竜に変化し、風を起こし、雲を呼び、巨大な波を巻き起こして川底から一気に天に登るという。
最高の幸運の象徴。

 

2026/04/25

俳句を詠んでみる_0761【 気は澄んで 野蒜(のびる)摘む午後 楽しさよ 】

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庭で野蒜を引いている妻を見て一句詠みました。

【 気は澄んで 野蒜(のびる)摘む午後 楽しさよ 】

《背景》季語:野蒜摘む[仲春]
庭の草花の手入をする妻が何を摘んでいるのかと思ったら、野蒜だった。
空気の澄んだ気持ちの良い午後だった。

 

2026/04/24

俳句を詠んでみる_0760【 ルピナスや 風吹く丘に 佇めり 】

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バスツアーで行った「ルピナスの丘」にて一句。

【 ルピナスや 風吹く丘に 佇めり 】

《背景》季語:ルピナス[初夏]
栃木県鹿沼市にある花木センター内の「ルピナスの丘」に、妻とバスツアーで出掛けた。
ものすごい数のルピナスが風に向かってそれぞれがまるで人のように立っているのを見て、一句詠んだ。

 

『実践 「お題別」俳句の練習帳/神野紗希』を読みました。

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『実践 「お題別」俳句の練習帳/神野紗希著(池田書店)』を妻が古本で見つけてきてくれました。
早速、“ドリル式”になっているこの参考書、やってみました。

一見簡単そうに見えましたが、やってみると俳句作りの勘所が確実に押さえられ、しかもかなり俳句作りに長けている人でも正解できないような難問がいっぱい!

で、それを考えているうちに、ありきたりの俳句ではない“いっぱし”の俳句を詠めるくらいの力がついてくる・・そんな内容でした。
もちろん初心者の私には“超難問”が目白押し。
自分の考えが“そこまで及んでいなかった”と気づかされるのでした。

ふるさと、父母、青春、時事、旅、人生、手紙・・など毎日様々な項目について学んでいくので、“痒い所に手が届く”ような俳句のジャンルを網羅し、突き詰めていくこの内容はなかなかのものだと思いました。

道は遠く、険しいと感じる本でした。
でも頑張ります。

 

2026/04/22

俳句を詠んでみる_0759【 著莪(しゃが)の花 水の音する 古宮に 】

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神社を訪れたとき、クルマをとめたところに咲いていた美しい花に気づいて一句。

【 著莪(しゃが)の花 水の音する 古宮に 】

《背景》季語:著莪(しゃが)の花[初夏]
市原市にある古い神社、鶴峯八幡宮にお参りした。
車を降りると、神社の前を流れる川の水音がして、その斜面を上がったところに著莪の花がひっそりと、そして美しく咲いていた。

 

2026/04/21

俳句を詠んでみる_0758【 足下で タイムの花が 春を告げ 】

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あっ、今年も咲いていると一句詠みました。

【 足下で タイムの花が 春を告げ 】

《背景》季語:春[春]
庭に出て、深呼吸していると足下のタイムが花を咲かせているのに気づいた。
毎年のこと、春だなと感じた。

 

2026/04/20

俳句を詠んでみる_0757【 ラベンダー 薄紫に 庭を染め 】

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色づけば、すぐに気づくラベンダー、幻想的に感じ一句詠みました。

【 ラベンダー 薄紫に 庭を染め 】

《背景》季語:ラベンダー[夏]
毎年、庭の入り口に咲くラベンダー。
薄紫のグラデーションで玄関まで誘ってくれる。

 

2026/04/19

俳句を詠んでみる_0756【 燕二羽 蕎麦屋の軒に 居を構え 】

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今年初めての燕の巣、見つけて一句。

【 燕二羽 蕎麦屋の軒に 居を構え 】

《背景》季語:燕[仲・晩春]
妻と蕎麦屋に行ったら、入口で上を見上げている人達がいた。
近寄ってみると、燕二羽が激しく出入りして巣を作っているところだった。

 

「新編 日本の面影/ラフカディオ・ハーン 池田雅之訳」

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『新編 日本の面影/ラフカディオ・ハーン著 池田雅之訳(角川ソフィア文庫)』を古本で見つけ読みました。

私が読んだこの本は、2025年発行で52版を重ねています(2000年初版発行)。ベストセラーです。

池田雅之氏の訳文はとても読み易く、ラフカディオ・ハーンが日本に来て見るものすべてが珍しく、感動的であった様子がとてもよくわかりました。

朝ドラの「ばけばけ」は、このハーンの「日本の面影」をかなり読み込んで数々のシーンが作られていたのだということも実感しました。

特に松江に着いて宿泊し、翌日の朝旅館で聞いた“米をつく”音や、通りを行く物売りの声、時々刻々変る風景などの様子もテレビで見たままに書かれていました。

ドラマでは佐野四郎さんが扮した島根県知事との出会いの様子、ハーンが赴任した学校での西田千太郎(吉沢亮さんが錦織友一として演じた)がハーンを支える様子などもあのドラマのままでした。

今までラフカディオ・ハーンの本を何冊か読み、朝ドラでも感じていた日本人がほとんど感覚として忘れている日本人の生活、振る舞い、ある種宗教的な所作、海・山・川などの自然風景その他良いところをあらためてしみじみと感じることが出来ました。

今まで出雲、松江には三度旅をしていますが、もう一度行ってみようと妻と話をしているところです。

ドラマに出ていた寺社で、未だ訪ねていないところもありましたし、松江に漂う不思議な空気感をまた感じてみたいと、この本を読んでますます強く思いました。

ハーン同様に、今まで訪ねた時にも不思議なことがいくつも起こりました。
さらにハーンの本を何冊か読み返して、あの旧居、記念館にも訪れてみたいと思います。
その時はまたここにその様子についてご報告したいと思います。

 

2026/04/18

俳句を詠んでみる_0755【 穏やかに 木香薔薇が 人を寄せ 】

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庭の通り沿いに咲いた木香薔薇を詠みました。

【 穏やかに 木香薔薇が 人を寄せ 】

《背景》季語:木香薔薇[春]
毎年我が家から通りに面したところに木香薔薇が咲く。
通りを歩く人達が立ち止まり、少しの間花を見ているのに気づく。
それを窓から見ているのも素敵な時間だ。

 

2026/04/16

俳句を詠んでみる_0754【 里桜 塀のむこうで 咲き溢(こぼ)れ 】

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クルマを駐めたら、そこにはあざやかに里桜が・・。

【 里桜 塀のむこうで 咲き溢(こぼ)れ 】

《背景》季語:里桜[春]
妻の送迎で出掛けた先の住宅地。
あるお家の塀のむこうから「まだまだこちらは満開ですよ」と咲き溢れている里桜があった。
うれしくなって、スマートフォンで一枚撮らせてもらった。

 

2026/04/14

俳句を詠んでみる_0753【 弟と 近況語る 春の雲 】

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退院後の弟が気になり出掛けてきた。

【 弟と 近況語る 春の雲 】

《背景》季語:春の雲[春]
病み上がりの弟のところに行き、近くの店でお茶を飲みながら病状、近況を聞き、こちらの様子も伝えた。
春の雲が窓の外にいつものように浮かんでいた。

 

2026/04/13

俳句を詠んでみる_0752【 新緑に 手指伸ばし こころ凪ぐ 】

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新緑の薄緑色の葉、思わず手を伸ばす尊さがある。

【 新緑に 手指伸ばし こころ凪ぐ 】

《背景》季語:新緑[初夏]
玄関を出てすぐに新緑の鮮やかさに気づいた。
思わず手を伸ばし、指先で触れようとした。
わずかに触れた瞬間に心が安らかになった。

 

2026/04/12

俳句を詠んでみる_0751【 夕涼に ケロリン桶で 掛け湯する 】

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一月から入った句会の5月の「読み込み」のお題が『湯』でした。前回の“湯島”に続き“掛け湯”で読み込んでみました。
5月までにいくつか試しに作ってみます。

【 夕涼に ケロリン桶で 掛け湯する 】

《背景》季語:夕涼[夏]
銭湯で見かけた「ケロリン桶」は、関東と関西でサイズが異なり、掛け湯を必ずするという関西はサイズが大きいとのこと。
夏の夕に銭湯で掛け湯する様子を読み込んでみた。

 

2026/04/11

俳句を詠んでみる_0750【 五月来て 湯島の神に 礼参り 】

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湯島天神は受験シーズンにたいへんな量の絵馬があがっていたが、その結果のお礼参りはどうなっているのかと一句詠みました。

【 五月来て 湯島の神に 礼参り 】

《背景》季語:五月来る[初夏]
4月の入学を経、5月の連休になり、新年に合格祈願した湯島天神に無事入学出来たお礼をしに、お参りする様子を詠んだ。

 

 

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「より道 わき道 散歩道/河合隼雄」を読みました。

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『より道 わき道 散歩道/河合隼雄著(創元社)』を古本で見つけて読みました。
毎日新聞に連載したタイトル同名のコラムの他、65編のエッセイが収録されたものです。
掲載されている文は1980年代から2000年に入る辺りのものでした。

臨床心理学者であり、文化庁長官も務められた著者による40年~20数年前までの人々の心の中で起こっていること、そしてそれらの変化する様子、さらに治療行為に際して心に色々な問題・課題を持った人との接し方についても丁寧に真摯に書かれていて、頭が下がりました。
また、それぞれの国による論理、考え方など外国との差異も書かれていて興味深いものがありました。

著者が興味を持っている神話については、日本と似通っている神話を持つ国と、まったく異なるような神話を持つ国の成り立ち、現在の姿などにもふれていて、著者のどこまでも広がる探求心、未知の事象に対する知ろうとする姿勢にも常人ならぬ意欲が感じられ、頁を繰るたびに驚きと発見がありました。

著者は2007年に亡くなられていますが、この本にまとめられたものを読むだけで大海に乗り出すような気持ちになりました。

それぞれが短い文のコラム、エッセイになっていますが、どの文も人の心模様、気持ちの持ち方、物事の考え方について大きなヒントがたくさん書かれていました。

度々手に取って振り返り、自分の考えをニュートラルにするために役立つものだと感じました。

 

2026/04/10

俳句を詠んでみる_0749【 春の雨 ひと月ぶりの診察後 】

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毎月通っているかかりつけのお医者さん、診察を終えて一句。

【 春の雨 ひと月ぶりの診察後 】

《背景》季語:春の雨[春]
毎月の診察を終え、ちょっとコーヒーでも飲もうかと、ファストフード店に寄った。
窓の外に目をやると春の雨が振り始めた。

 

2026/04/08

俳句を詠んでみる_0748【 山椿 道中出逢いの驚き 】

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桜を見に行って、山椿にも出逢ったうれしさを詠んだ。

【 山椿 道中出逢いの驚き 】

《背景》季語:山椿[春]
「行ってみよう」と、桜を見に妻と出掛けた自然公園。
道中の山道で桜をバックに山椿の真っ赤な“咲っぷり”に驚いた。

 

2026/04/07

「今日の俳句 -古池の「わび」より海の「感動」へ-/金子兜太」を読みました。

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『今日の俳句 -古池の「わび」より海の「感動」へ- /金子兜太著(知恵の森文庫)』を古本で見つけ、読まずにそのままになっていたのですが、今、俳句関係の本を立て続けに読んでいる最中だったので、その勢いで読みました。

1965年に光文社から刊行されたものを2002年に文庫化したものです。

1965年当時にこの内容は既成の俳句感には大衝撃だったのではないでしょうか。
雪月花、有季定型、主に老人の慰み・・といった当時の俳句感に大きな風穴を開けたのではないかと思われます。

ただ、私も二年前から色々な過去(大正・昭和初期)の俳句集を読んできた中では、けっこうチャレンジングで今見ても斬新な句はかなり多かったと思います。

でも、そういった前衛的とも言える俳句も金子兜太の唱える俳句とは異なる趣きがあって、金子兜太の俳句はまさに心の中なる魂の叫びのような感覚です。

私もそれを目の当たりにすると、大きく心が動くのですが、でもこうして本となり、季語自体の有る無しにこだわることもなく、題材はどんなものでも“アリ”、そして後半に至っては、難解過ぎて、どう読んでも意味不明なものも多く、最後は“お手上げ”でした。

その“精神”は見倣うべきこと多く、感動も大きな作品が多くありましたが、私の句作の基本的な姿勢はもうちょっと自然や季節に身を泳がせ、そこに感情を乗せるような形で行こうと思いました。

 

俳句を詠んでみる_0747【 イースター 玉子をのせて スパゲティ 】

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きょうはイースターなんだって、という話し掛けから一句。

【 イースター 玉子をのせて スパゲティ 】

《背景》季語:イースター[晩春]
夕飯にスパゲティーを妻と食べていた時に「今日はイースターなんだって」と妻。
だから玉子がのってるのか?!と私。
「そんな感じ」と妻。

 

 

2026/04/06

俳句を詠んでみる_0746【 林道に 山椒の芽が 息づいて 】

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林道を歩いていて看板が目に入り、見つけたのは・・という句。

【 林道に 山椒の芽が 息づいて 】

《背景》季語:山椒の芽[仲春]
妻と千葉市若葉区の泉自然公園に桜を見に行き、その後、公園の林道を散策。
看板が添えられていた木に、樹々の間から光が射し、「山椒の木」と記されていて、二人でその生き生きとした姿に見惚れた。

 

2026/04/05

「角川春樹句会手帳/佐藤和歌子」を読みました。

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『角川春樹句会手帳/佐藤和歌子著(扶桑社)』を古本で見つけ、読みました。
2009年初版第一刷発行となっておりました。

タイトルに謳われている「角川春樹」氏が出所し、その春樹氏を囲み、様々なジャンルの著名人を毎回呼んで、氏の弟子を常連として句会を開き、その様子を末席に居る著者・佐藤和歌子さんがこの本で実況中継的に記しているという・・そんな本でした。

真っ先に驚いたのは、角川春樹氏の句を読み解く力でした。
どこが弱いのか、なぜその季語が不自然なのか、説明に過ぎる部分の指摘、他者の句を修正するときには、その句がいちばん言いたかったことを加味して、素晴らしい形にしてしまう。

そしてどうしようもない句には一刀両断どころか、完全に“とどめを刺す”のでした。

角川氏の批評に反論できた人は殆ど無く、ただ項垂れ、あわててペンを取り、指摘事項をメモするのでした。

句会のあとに女を待たせているので、酒席に酒も飲まずにさっと逃げるように去る角川氏の様子も度々書かれていましたが、俳句については他の追随を許さぬ力量を見せつけるが、その行動については横暴で狂暴で、悪辣な氏の様子がつぶさに露わになるのでした。

しかし、あれだけ酷評されたのに、常連の弟子達も徐々に俳句の腕を上げていく様子がなんだかうれしい。

ぐいぐい引き込まれて読みました。
怖い人だけど、基礎的なことをしっかりと相手に伝え、それはまったくの“ごもっとも”な指摘でした。
私の心にも突き刺さりました。
今後の参考にさせていただきます。

 

俳句を詠んでみる_0745【 亀鳴くを 心澄まして 待ち続け 】

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“亀鳴く”という不思議な季語があり、それが頭をよぎって取った行動で一句。

【 亀鳴くを 心澄まして 待ち続け 】

《背景》季語:亀鳴く[春]
妻と花見をしたあと、丘を下ると大きな池があり、亀が水上に倒れた木に登り、何匹もまとまって甲羅干しをしていた。
季語にある「亀鳴く」声を聴いてみたくて、しばらく見ていたが、待てども当然声は無し、それはそうだが、思わず取ってしまった行動だった。

 

2026/04/04

俳句を詠んでみる_0744【 花の塵(ちり) 祝の文字に 象(かたど)られ 】

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思いつきで花見に出掛け、そこで見た様子を詠みました。

【 花の塵(ちり) 祝の文字に 象(かたど)られ 】

《背景》季語:花の塵[晩春]
妻と泉自然公園で花見をしていたら、散った花びらを集めている女性がいた。
それを道に何らかの形に置いて、その人の夫らしき人に見せ、写真を撮っていた。
二人が去った後、その置かれた花びらを見たら「祝」の文字が象られていた。

 

 

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2026/04/03

俳句を詠んでみる_0743【 飛花 刹那 二人のおもひ 同期する 】

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桜の花びらが舞い落ちるその瞬間に並んでいた二人の心が一緒の思いになったように感じた、その時を詠みました。

【 飛花 刹那 二人のおもひ 同期する 】

《背景》季語:飛花[晩春]
桜の名所と言われている千葉市若葉区の泉自然公園に妻と用事を済ませた後、立ち寄った。
咲き誇った桜も、風に舞う飛花も美しく、二人同時に同じ方向を見て声を掛け合った。

 

 

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2026/04/01

俳句を詠んでみる_0742【 花曇 家軋む音 スマホ鳴る 】

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朝の突然の地震に驚き、一句。

【 花曇 家軋む音 スマホ鳴る 】

《背景》季語:花曇[晩春]
まさに花曇りの午前中、突然“ミシッ”と家の軋む音がし、猫は椅子の下に隠れ、直後に携帯電話の“あの”警告音が鳴り出した。
何度あっても馴れることはない。

 

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