「今日の俳句 -古池の「わび」より海の「感動」へ-/金子兜太」を読みました。
『今日の俳句 -古池の「わび」より海の「感動」へ- /金子兜太著(知恵の森文庫)』を古本で見つけ、読まずにそのままになっていたのですが、今、俳句関係の本を立て続けに読んでいる最中だったので、その勢いで読みました。
1965年に光文社から刊行されたものを2002年に文庫化したものです。
1965年当時にこの内容は既成の俳句感には大衝撃だったのではないでしょうか。
雪月花、有季定型、主に老人の慰み・・といった当時の俳句感に大きな風穴を開けたのではないかと思われます。
ただ、私も二年前から色々な過去(大正・昭和初期)の俳句集を読んできた中では、けっこうチャレンジングで今見ても斬新な句はかなり多かったと思います。
でも、そういった前衛的とも言える俳句も金子兜太の唱える俳句とは異なる趣きがあって、金子兜太の俳句はまさに心の中なる魂の叫びのような感覚です。
私もそれを目の当たりにすると、大きく心が動くのですが、でもこうして本となり、季語自体の有る無しにこだわることもなく、題材はどんなものでも“アリ”、そして後半に至っては、難解過ぎて、どう読んでも意味不明なものも多く、最後は“お手上げ”でした。
その“精神”は見倣うべきこと多く、感動も大きな作品が多くありましたが、私の句作の基本的な姿勢はもうちょっと自然や季節に身を泳がせ、そこに感情を乗せるような形で行こうと思いました。
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