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2026/05/12

俳句を詠んでみる_0777【 草刈りし あとより鳥がついてくる 】

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よくあることなんだけど、草を刈っているといつの間にか鳥が寄って来ている。

【 草刈りし あとより鳥がついてくる 】

《背景》季語:草刈[夏]
いよいよ日中の暑さが夏めいてきた。
草刈りをしていると、セキレイだろうか、きれいな白と黒の色をした鳥が刈った跡の虫か何かをつついていて、ずうっと後をついてくる。
途中、草刈機に燃料を補給していたら、しゃがんでいる私のすぐ隣にいて、それを見ていた。
「早く続きを始めて!」っていうことなのか。

 

 

 

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2026/05/11

俳句を詠んでみる_0776【 朝摘みの 苺九つ 碗の中 】

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朝いちばんに庭に出て苺を摘んできた様子を詠みました。

【 朝摘みの 苺九つ 碗の中 】

《背景》季語:苺[初夏]
妻が庭先で育てている苺が今朝は九つ実った。
でも既にもっと早起きの鳥が二つ食べていた模様。

 

2026/05/10

「蕎麦湯が来ない/せきしろ・又吉直樹」を読みました。

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『蕎麦湯が来ない/せきしろ・又吉直樹(マガジンハウス)』を古本で見つけ、読んでみました。
二人の著者共演による『自由律俳句集』です。
2020年第一刷発行となっていました。

以前にもこのお二人の自由律俳句の本についてご紹介したことがありましたが、“性懲りもなく”二冊目の読後感です(^_^;)

“自由律”ということなので、五七五で詠まれているわけではなく、もちろん季語も原則として入ってはおらず、私が今詠んでいる「有季定型」とは対極のところにある句なのです。

じゃあ嫌いなのか、というとそんなことはなく、独特の間が存在し、ドキッとするようなことを何気なくつぶやいている・・お二人の句は“癖になる”ような魅力があるのです。

「鬼才と奇才」と、本の帯に謳われていましたが、どちらが鬼才で、どちらが奇才なのかはわかりませんが(^-^; 絶妙のコンビネーションを見せて、とても良い句集となっておりました。

また、自由律俳句だけでなく、お二人のエッセイというか、雑感というか、そんな文章がどんどん句と句の間に登場して、これもまた見どころになっています。
又吉さんとせきしろさんの出会いのきっかけについても終盤にふれられていました。
偶然が偶然を生み、お二人の共著が出来上がったのだと、感慨深いものがありました。

ATMに先輩が並んでいる 又吉直樹

リュックを降ろさずに呑む人といる 又吉直樹

新幹線で宿題をする子 せきしろ

バイキングで誰もテーブルにいない時間 せきしろ

・・・私は“いいと思う”!!^_^;

とにかく一度読んでみないとわからない、そんな自由律俳句集でした。

 

俳句を詠んでみる_0775【 浅き夏 鐘撞(かねつき)堂へ 登り行く 】

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心配ごとがあって出掛けた寺院。石段を登って一句。

【 浅き夏 鐘撞(かねつき)堂へ 登り行く 】

《背景》季語:浅き夏[初夏]
なかなか本調子に戻らぬ体調。
寺院の山門から坂道の石段を登り、まずは樹々の向こうに見える鐘撞堂を目指して歩いた。
緑溢れる参道に、体調の幾分かは早くも治りかけているような気になった。

 

 

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2026/05/09

俳句を詠んでみる_0774【 青楓(あをかへで) 緑鳴らす 東光院 】

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体調の相談は薬師如来が良いのではと東光院をたずねた。

【 青楓(あをかへで) 緑鳴らす 東光院 】

《背景》季語:青楓[初夏]
初夏の東光院に心身不調が長かったので、薬師如来様に様子を伝えようと出掛けた。
境内へ向かう坂道からは、青楓が風に揺れていた。
葉の緑が音を鳴らして呼んでいるかのように感じた。

 

 

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「愚の力/大谷光真」を読みました。

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『愚の力/大谷光真著(文春新書)』を古本で見つけ、読んでみました。
著者、大谷光真氏は浄土真宗本願寺派第24代門主、著書も多数あるようです。
2009年に第一刷発行されたものでした。

浄土真宗の信徒でなくとも親鸞聖人の教えがわかるように、やさしく書かれていました。

後半、宗教的に深いところまで入っていくと、理解が届かないこともありましたが、それでも人が生きていくうえで基本的な考え方については「そうかもしれないな」と思うことがたくさんありました。

特に今や世界的な世相がそうなっていますが、人間が中心となった物事の考え方が地球全体をおかしくしているというような部分には同感するところ多かったのです。
人間がリード(管理)して世界を地球を運営していくことなど、“思い上がり”も甚だしいと、日々ニュースなどを見ていて思います。

また、現代において「豊かさ」とか「成功」は、自分の視野をせばめる(都合の悪いものは見ないで満足したふりをする)ことでかろうじて成立している・・という話にも共感しました。

視野の狭さが社会全体に行き渡っている、という言葉には胸を痛くする人もいるかと思いますが、その意味さえわからない人も多いような社会になっていると私も感じます。

スピリチュアルなことや、癒しブームなどは、割り切れないことを割り切ったことにして思考停止する危うさがある、という考え方にも「そうだと思う」と思わずつぶやいてしまいました。

「あなたに霊がとりついている」などと、悪者を仕立て上げて責任を全部押しつけるようなことにも十分注意しなければならないと感じました。
また安易な癒しを救いとするようなすぐに解答が得られるものにも注意が必要です。

私もそうですが、今や「不安の時代」に人は生きていると思います。

不安であっても、それを安易に簡単に解消しようとはせずに、不安に耐えることが必要であると書かれていましたが、やはりそうだと思いました。

そこで浄土教の教えの「凡夫」や「愚者」の自覚が一助になるのだと書かれていました。

浄土教にふれることなどほとんど無い人でも読んでみれば「なるほどね」と思うことの多い、しかも自分の考え方について勉強になる本でした。

 

2026/05/08

俳句を詠んでみる_0773【 赤い薔薇 今や咲くらん 生き生きと 】

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ある日庭に出たら鮮やかに咲いていた薔薇を見て一句。

【 赤い薔薇 今や咲くらん 生き生きと 】

《背景》季語:薔薇[初夏]
我が家の赤い薔薇が咲いた。
「今が咲くときでしょ」とばかり、堂々として咲いている。
こういう状態の自分があってもいいのかも・・と思った。

 

 

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2026/05/07

俳句を詠んでみる_0772【 夏立つ 荼枳尼真天(だきにしんてん)に 経の声 】

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妻・長女と三人で思い立ち、豊川稲荷東京別院にお参りした。


【 夏立つ 荼枳尼真天(だきにしんてん)に 経の声 】

※「荼」は本来の文字とは異なる“当て字”、PCにその文字が無い

《背景》季語:夏立つ[初夏]
5月初めにしては暑い日となったが、妻と長女と三人で東京港区元赤坂の「豊川稲荷東京別院(荼枳尼真天)にお参りした。
本殿や奥の院にお参りしていると、スッと僧侶が入って来て、太鼓を打ちながら経を唱えてくれて心に沁みるようだった。
ついでに長女は大吉を引いて喜んだ。

 

2026/05/06

俳句を詠んでみる_0771【 立夏 念仏に聞こえる カントリー 】

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最近、カントリー・ミュージックが実に気持ちよく、心に入って来ると感じて一句。

【 立夏 念仏に聞こえる カントリー 】

《背景》季語:立夏[初夏]
インターネットで聞ける海外のFM放送局に、カントリー・ミュージック専門のチャンネルが数多く有り、何時間も心地よく聞いた。
途中で気がついた。
まるで青い空、風に揺れる草原、遠くに見える山々、人と人の情けなどの様子が自然な感じで流れていて、まるで念仏を聞いているみたいなゆったりとした気持ちになれるものだと。

 

2026/05/05

俳句を詠んでみる_0770【 五月来る ミンガスのジャズ 体内に 】

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血管の中にジャズを送り込む・・句を詠みました。

【 五月来る ミンガスのジャズ 体内に 】

《背景》季語:五月来る[初夏]
何かと変化のある4月を通り越して5月になり、何か心の中にざわざわと不安と希望のようなものが入り交じる。
そんな時は、チャールズ・ミンガスの「血液が体内を巡るような」音楽を聞き、自分を“シャン”とさせる。

 

映画「Rhapsody Rhapsody ラプソディー・ラプソディー」を見ました。

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映画『Rhapsody Rhapsody ラプソディー・ラプソディー/2026年 日本 監督・脚本:利重剛 音楽:大西順子 出演:高橋一生、呉城久美 他』を見ました。

高橋一生さんが主演という映画なのに、千葉劇場というマイナー作品専門みたいな上映館での公開となっています。映画事情がよくわからない私は、事前知識無しのまま出かけました。
さらに音楽は私の好きな、気になるジャズ・ピアニストの大西順子さんでした。
上記の理由だけで、“ただならぬ”雰囲気を感じつつ見に行ったのでした。

ストーリー的には、いきなりな展開で、真面目な会社員とお見受けする主人公の高橋一生さんが、パスポートの更新をしようと戸籍謄本を取ってみたら、自分がまったく知らない女性と結婚している・・(゚Д゚;)というところから始まりました。

調べてみるがまったく誰だかわからず、でも偶然通りかかった花屋の店員の会話から相手を突きとめ、そこからがその謎の女性との驚きの、そして長く、さらに心のやり取りがジェットコースターのように展開することとなります。

もうねえ、居眠りなんかしているヒマありませんよ!^_^;
怒涛のストーリー展開です。

 

 

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その相手役の女性を演じる呉城久美さんの“やさぐれ”て、さらに突拍子もなく、しかも過去、家族関係があまりに寂しい境遇に胸が痛くなります。

それをやさしく見守るあまりにも“人のいい”高橋一生さん。
でも、高橋一生さん自体も穏やかでやさしく寛容な性格、生き方が、実は本来の性格の裏返しだったという、またもや“脳みそ”急展開の進行で、見ているこっちはハラハラ、ドキドキどころでは収まらず、人間の心の奥にある自分の闇の部分と社会に出ているときの自分のギャップに悶え、私自身、自らに問いかけることになりました。

朝ドラ「ばけばけ」で素晴らしい演技を見せてくれた池脇千鶴さんが高橋一生さんの会社の同僚として登場するのですが、ドラマの中で“決定的”な「キー」となる発言、やり取りをします。

高橋さんに対し、「あなたは女心が全然わかっていない」という発言を聞いたときには、私は高橋さんを自分になぞらえ、「わっ」と泣いてしまいました(T_T)不覚・・。

その他登場する高橋さんの叔父さんの不思議とやさしい性格、呉城さんが勤めていた花屋の店員で“ゲイ”の役どころだった方の人間味あふれる演技も特筆ものの素晴らしさでした。

すごい映画を見た!というのが今回の感想です。
いい映画でした。
今を生きる人たちの心の寂しさ、そして渇望しているものにふれることができる作品でした。

 

 

2026/05/04

俳句を詠んでみる_0769【 南風(みなみ)吹き 草花は揺れ 吾(われ)も揺れ 】

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強い風が吹き、心も揺すられたような気がして詠みました。

【 南風(みなみ)吹き 草花は揺れ 吾(われ)も揺れ 】

《背景》季語:南風[夏]
朝から強い南風が吹いた。
出掛けた先から帰って来てもまだ吹いていて、庭の草花が揺れていた。
自分の不安定な心も同じように揺れている。

 

 

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2026/05/03

「若山牧水の百首/伊藤一彦」を読みました。

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『歌人入門⑪ 若山牧水の百首/伊藤一彦著(ふらんす堂)』を古本で読みました。
歌人入門として「〇〇〇〇の百首」というシリーズで編まれたものでした。
2024年初版発行されたもので、著者伊藤一彦氏は若山牧水記念文学館館長もされている方とのこと。

以前にも牧水の短歌本を読み、ここでもご紹介したことがありましたが、俳句ばかり詠んで(読んで)いる私にも、牧水の短歌はとても心に訴えかけてくるものがあり、あっという間に読んでしまいました。

牧水の魅力というか、私の心をとらえてくるのは策を弄することのない、牧水の“心のまま”、感じたまま、を歌にする姿勢です。

牧水というと、まずは「お酒」が好きで、酒に関する作品も多いし、酒を飲みながら自らの生き方についてしみじみと噛み締める姿がこれもまた魅力です。

それから貧しい家庭であるのに、「旅」に出て作品づくりをする姿も印象に残ります。

さらにエロティックとさえ感じるような「女性」についての作品も数多く、妻以外にも出会った女性について書かれている作品は不思議な魅力があります。

さらに家族についてのことを、多く作品にしていて、奥さんと四人の子供についての愛情も強く、そしてなぜか寂しさを感じるものも多いのです。

そして、いつも牧水関連の本を読んでいると、牧水は貧しい家庭環境の中、どんな生活をしていたのだろうと思います。

また、通常、短歌を読んでも、あまり俳句を作る時に参考にならなかったり、影響を受けたりすることが無かったのですが、牧水の短歌は景色を歌っても、家族などの人との関係について歌ったものでも、お酒について歌ったものでも、とても素直な作り方をしていて参考になるのでした。

牧水については、今後も追いかけてみようかと思っています。

 

俳句を詠んでみる_0768【 古寺に咲く牡丹 情の文字浮かぶ 】

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自分の精神状態がつらいときに花を見ると、勝手に色々な言葉が浮かぶ。

【 古寺に咲く牡丹 情の文字浮かぶ 】

《背景》季語:牡丹[初夏]
市原市の上総国分寺を訪ね、境内に咲く牡丹がそれぞれに異なる色で咲いていて、引き寄せられた。
見ていると、自分の不安定な心模様が影響しているのか「情」という文字が浮かび上がるように感じた。

 

 

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2026/05/02

俳句を詠んでみる_0767【 春の雨 怒りと怖れ 流し去る 】

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ここ一週間の心身の乱れ、やっと心の澱が流れ出したようで一句。

【 春の雨 怒りと怖れ 流し去る 】

《背景》季語:春の雨[春]
先週から悩み苦しんでいたことを少しずつ解消してきた。
朝から冷たい雨が降っていたが、午後から晴れてきた。
私の悩みからくる怒りや怖れも流しさってくれるように感じた。

 

2026/05/01

「一度きりの人生だから -大人の男の遊び方2-/伊集院静」を読みました。

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『一度きりの人生だから -大人の男の遊び方2-/伊集院静著(双葉文庫)』を古本で見つけて読みました。
2019年に単行本として刊行されたものを2022年に加筆・修正して文庫化したものです。

旅とはどういうものか、カジノに行くのには、スコッチウイスキーの故郷を訪ねて、手紙の作法、理不尽の必要性、松井秀喜や武豊との交流、麻雀の打ち方などなど、いつもの伊集院節が冴えわたっておりました。

でももう、伊集院さんはいないんですよね・・。

いつもどおりの感想になってしまうので、今回一番印象に残ったことを書きます。

伊集院さんが人生で出逢ってきた人たち、出逢いこそが生きることのすべてかもしれないと語っていました。

誰一人、出逢わなくて済んだ人がいない、ともおっしゃっています。

逆に言うと、一人でも欠けていれば、今の自分はないだろうとも。
さらに別離した人々に対しても同じこととおっしゃっていました。

私も長いこと生きてきて、“あの人と出逢っていなかったら”今の自分はないと思う人が何人もいました。

そして、死別や悲しい別離もありました。
それも私の考え方に大きく影響していると思います。

人との出逢いの大切さをあらためて感じた一冊になりました。

 

俳句を詠んでみる_0766【 国分寺 牡丹咲き 思ひきはめる 】

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薬師如来に心身の回復を願って一句詠みました。

【 国分寺 牡丹咲き 思ひきはめる 】

《背景》季語:牡丹[初夏]
市原市に上総国分寺を訪ね、薬師如来に今の心身状態を報せ、思い新たに心強く生きようとしていること、そして心身回復をお祈りした。
傍らに咲く「牡丹」に自らの意志を重ねた。

 

 

 

 

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