「蕎麦湯が来ない/せきしろ・又吉直樹」を読みました。
『蕎麦湯が来ない/せきしろ・又吉直樹(マガジンハウス)』を古本で見つけ、読んでみました。
二人の著者共演による『自由律俳句集』です。
2020年第一刷発行となっていました。
以前にもこのお二人の自由律俳句の本についてご紹介したことがありましたが、“性懲りもなく”二冊目の読後感です(^_^;)
“自由律”ということなので、五七五で詠まれているわけではなく、もちろん季語も原則として入ってはおらず、私が今詠んでいる「有季定型」とは対極のところにある句なのです。
じゃあ嫌いなのか、というとそんなことはなく、独特の間が存在し、ドキッとするようなことを何気なくつぶやいている・・お二人の句は“癖になる”ような魅力があるのです。
「鬼才と奇才」と、本の帯に謳われていましたが、どちらが鬼才で、どちらが奇才なのかはわかりませんが(^-^; 絶妙のコンビネーションを見せて、とても良い句集となっておりました。
また、自由律俳句だけでなく、お二人のエッセイというか、雑感というか、そんな文章がどんどん句と句の間に登場して、これもまた見どころになっています。
又吉さんとせきしろさんの出会いのきっかけについても終盤にふれられていました。
偶然が偶然を生み、お二人の共著が出来上がったのだと、感慨深いものがありました。
ATMに先輩が並んでいる 又吉直樹
リュックを降ろさずに呑む人といる 又吉直樹
新幹線で宿題をする子 せきしろ
バイキングで誰もテーブルにいない時間 せきしろ
・・・私は“いいと思う”!!^_^;
とにかく一度読んでみないとわからない、そんな自由律俳句集でした。
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