「若山牧水の百首/伊藤一彦」を読みました。
『歌人入門⑪ 若山牧水の百首/伊藤一彦著(ふらんす堂)』を古本で読みました。
歌人入門として「〇〇〇〇の百首」というシリーズで編まれたものでした。
2024年初版発行されたもので、著者伊藤一彦氏は若山牧水記念文学館館長もされている方とのこと。
以前にも牧水の短歌本を読み、ここでもご紹介したことがありましたが、俳句ばかり詠んで(読んで)いる私にも、牧水の短歌はとても心に訴えかけてくるものがあり、あっという間に読んでしまいました。
牧水の魅力というか、私の心をとらえてくるのは策を弄することのない、牧水の“心のまま”、感じたまま、を歌にする姿勢です。
牧水というと、まずは「お酒」が好きで、酒に関する作品も多いし、酒を飲みながら自らの生き方についてしみじみと噛み締める姿がこれもまた魅力です。
それから貧しい家庭であるのに、「旅」に出て作品づくりをする姿も印象に残ります。
さらにエロティックとさえ感じるような「女性」についての作品も数多く、妻以外にも出会った女性について書かれている作品は不思議な魅力があります。
さらに家族についてのことを、多く作品にしていて、奥さんと四人の子供についての愛情も強く、そしてなぜか寂しさを感じるものも多いのです。
そして、いつも牧水関連の本を読んでいると、牧水は貧しい家庭環境の中、どんな生活をしていたのだろうと思います。
また、通常、短歌を読んでも、あまり俳句を作る時に参考にならなかったり、影響を受けたりすることが無かったのですが、牧水の短歌は景色を歌っても、家族などの人との関係について歌ったものでも、お酒について歌ったものでも、とても素直な作り方をしていて参考になるのでした。
牧水については、今後も追いかけてみようかと思っています。
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