「桃子先生、俳句ここを教えて!/辻桃子・増田真麻」を読み、勉強いたしました。
『桃子先生、俳句ここを教えて!/辻桃子 著・増田真麻 聞き手(文學の森)』を古本で見つけて読みながら勉強いたしました。
この本は2009年から2016年までの八年間「童子」誌に連載された「初心者講座・ここが知りたい」を改稿、加筆したものでした。
「桃子先生、俳句ここを教えて!」のタイトルで単行本として2017年に発行されています。
聞き手として「童子」の副編集長、増田真麻さんが入り、花子(初心者)・月子(俳句五年の経験)・雪子(俳句十年)の三役をされています。
いやもうめっちゃわかりやすかったです(*^^*)
特に普通の教則本では、季語だとか、俳句の約束事を最初に詳しく解説することが多いのですが、はじめての「句会」、そして「吟行」あたりから入っていくのが、こちらのニーズにかなっていると感じました。
初めて句会に出たときの、あの“どぎまぎ”した感じ・・今思いだしても心臓がキュンとなる・・それを感じている人へのゆったりとしたアドバイスなどが心に沁みましたよ(^_^;)
句会で、いちどに会員のたくさんの俳句を見せられて、特選・入選・並選を選べなんて・・^_^;・・そんなこと、出来ゃしませんて。
でもそんなときにこうすればいいのです、という辻桃子先生のあたたかいアドバイスが“効果抜群”なのです。
吟行(会員一同でどこかに出掛けて行って句を詠むイベントのようなもの)にしても、その準備の仕方、どうやって俳句を捻り出すのか、これも簡潔にわかりやすく書かれていました。
いちばん私の心に響いたのは、句会で誰も自分の句を取って(並選などに選んでもらう)くれない、それならまだしも“キツい”批評をガツンと言われて・・そのときの“へこみ方”なんていったら、私などは1~2週間も引きずるのです。
『納得のいかない句評をされることがよくあります。 でも、そういうときは、この人はこの位しかこの句を読めないのだと、心の中で批評して、聞き流しましょう。 構わずに「私は私流」でゆけばよいのです。 どんな句であれ、それは“その人の作品”なのですから。』
・・もうねえ、うれしかった。
長年の先輩の批評なんだから甘んじて受け、推敲し直せという固定観念で批評を受け止めていた私にはありがたい先生のアドバイスでした。
というわけで、喜んだり、必死に勉強したりの読書となりました。
初心者にはとてもいい“効能”ある本でした。
そして聞き手として私のような初心者の気持ちや、ちょっと俳句に慣れてきた頃の人に代わって“それがいちばん聞きたい”という質問をしてくれた「聞き役」の増田真麻さんも素晴しかったです。
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