「やわらかく、考える。/外山滋比古」を読みました。
『やわらかく、考える。/外山滋比古著(PHP文庫)』を古本で見つけ、読みました。
著者外山滋比古氏の著作の中から「柔軟にものごとを見るヒント」となるような箇所を抜粋して一冊にまとめられたもので、2019年にPHP研究所から発刊され、2022年に文庫版となっています。
私にとっても考えるときのヒントのようなものがたくさん載っていました。
それをキュっと縮めていくつかご紹介すると・・。
○記憶は知識をふやすが、知識そのものは新しいものを生み出さない。
・・・携帯見て知識ばかりふりかざす人を思い起こしました。
○新聞は読むのに想像力、理解力、判断力などをより多く要請する。それだからこそ、音声、映像とは異なる知的興味を見たし得る。
・・・新聞が生き残る道は、この言葉をもう一度よく噛み締め、考えてみる必要があると思いました。
○なまじ知識があると、色眼鏡をかけたように、見るものすべてが色に染まって見える。
・・・テレビのコメンテーターを見ていると、最初から“濃い色の眼鏡”を掛けていて、一方的で凝り固まった意見ばかり言っているように見える。そんなことを言っているのではないかと感じました。
○思いもかけず、ホメる攻撃を受けると、反撃の手がない、対抗心も抑えられる。反撃の矛先も鈍る。
・・・どこかの国の総理大臣に聞かせてやりたいと思いました。
○相当に頑固な人もかすかに不幸なときは心が柔らかくなって他を受け入れやすい。病床がしばしば実り多き読書の場になるのは偶然ではない。
・・・私も近年入院したことがあったが、そのときこそが読書の大チャンスだった。でも、本を読まないヤツって、妙に元気だから本も読まずにSNSの意図的・恣意的な“操作誘導”にホイホイ、うかうか乗っかっている。
○芸術はムダの中から生まれるぜいたくな花である。ムダはいけないものという考えがあるから、とかく道徳とか政治とかが干渉して問題を混乱させる。ムダが文化であることを、もう一度見直すべきであろう。
・・・権力で、力で、横暴なことをする政治家などは殆どが芸術に無関心なことで、この事例がよく理解できます。
« 俳句を詠んでみる_0918【 枝豆を 茹でて持ってく ZOZOマリン 】 | トップページ | NHK・BSで放送された「時をかける少女」を見ました。 »
「日々発見」カテゴリの記事
- 「考えないヒント アイデアはこうして生まれる/小山薫堂」を読みました。(2026.10.11)
- 俳句を詠んでみる_0928【 甘柿を 取って落として 鳴く烏 】(2026.10.09)
- 「やわらかく、考える。/外山滋比古」を読みました。(2026.09.29)
- 俳句を詠んでみる_0900【 渋谷スクランブル 竜淵に潜む 】(2026.09.11)
- 「人生の流儀/城山三郎」を読みました。(2026.07.29)
「書籍・雑誌その2」カテゴリの記事
- 「考えないヒント アイデアはこうして生まれる/小山薫堂」を読みました。(2026.10.11)
- 「自註現代俳句シリーズ・11期42 村上喜代子集(社団法人俳人協会)」を読みました。(2026.10.08)
- 「作家の贅沢すぎる時間/伊集院静」を読みました。(2026.10.06)
- 「よそ見津々/柴崎友香」を読みました。(2026.10.03)
- 「やわらかく、考える。/外山滋比古」を読みました。(2026.09.29)
« 俳句を詠んでみる_0918【 枝豆を 茹でて持ってく ZOZOマリン 】 | トップページ | NHK・BSで放送された「時をかける少女」を見ました。 »



コメント