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2026/10/12

俳句を詠んでみる_0931【 主張無き主張する人 吾亦紅 】

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それが主張なのか、と思うようなことを言う人がいて一句。

【 主張無き主張する人 吾亦紅 】

《背景》季語:吾亦紅[初秋]
吾(われ)も亦(また)紅(くれない)花であるという意味が込められているという花の名前はたぶん“当て字”なのだと思うが、その主張らしくもない主張がどことなくそんなふうな人もいるよなあと思わせて一句詠んだ。

 

2026/10/11

「考えないヒント アイデアはこうして生まれる/小山薫堂」を読みました。

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『考えないヒント アイデアはこうして生まれる/小山薫堂著(幻冬舎新書)』を古本で手に入れ読みました。

2006年第一刷発行とありますから、かれこれ20年前の本ということになります。

テレビ「カノッサの屈辱」や「料理の鉄人」「世界遺産」などの話題作を企画した人、コラムや小説、脚本、ラジオパーソナリティー、企業の顧問、ブランドアドバイザーなど多岐に渡って活躍されている方というのは存知上げていましたが、この本を読んでその止まることのない活動というか、反射神経的に何かに喰いついていく動きの早さに驚きます。

最初から日光金谷ホテルという日本最古の西洋式ホテルの顧問になって、“ガンガン”新しい手を打つ話が出て来ましたが、ここでは人と人の出会いがさらに出会いを生み、機会を生み、そこから新しい企画が生まれ、その企画がまた新しい企業との縁を結ぶというような小山薫堂さん得意の手法が書かれていました。

電車を乗り間違えて逆方向に行ってしまっても、その先にはまた何か発見があり、新しいことに結びつく・・というようなことも書かれていましたが、それがまた奇跡的にうまくいったりして、まさに“薫堂マジック”というような感じです。

アドバイザーなどの本業だけでなく、自分の店を持ち、そこに集まる人がある意味ちょっと特殊というか、特異な考えや技能、場所を持っていたりして、またそこで科学反応があるという・・そんな話も書かれていました。

たまたま深夜の開いていた店に入り、それがきっかけでどんどん枝葉が伸びて人とのつながりが出来ていく過程なども書かれていて、「そんなにうまくいくんかいな?」と思いましたが、失敗したことにくよくよせず忘れてしまう、反省ばかりしないという著者の性格がうまくいった話ばかりになってしまうことになっているのであろうとも思いました。

それでも面白いエビソードは数知れず、最後まで一気に読みました。

私の悲観的で臆病な考え方が少しでも変わったらいいな、と思いました。
ちょっとばかり無理やりにでも考え方を変えてみようかな・・よし、やってみるか・・という気持ちになっているところです。

 

俳句を詠んでみる_0930【 句会終へ ふりかへる庭 紫苑咲く 】

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無事か波乱かの句会を終えたあとのひと時を詠みました。

【 句会終へ ふりかへる庭 紫苑咲く 】

《背景》季語:紫苑[仲秋]
句会を終え、建物の外へ出ると句会のベテランメンバーが何人かいて少し話をした。
花壇に咲く花のひとつを指して、物知りのしげるさんが「この花なんだか知ってるかい?紫苑だよ」と話しかけてくれた。
静かに咲くきれいな花だった。
今日の句会は先生から「この句会に、ひとり、一石を投じるような句にチャレンジしていますね」と言われ、すこしうれしかった。
一石を投じるようなと言われた句は、ここでも既に紹介した
『渋谷スクランブル 竜淵に潜む』だった。

 

2026/10/10

俳句を詠んでみる_0929【 秋日和 句会の前の胸騒ぎ 】

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何度通ってもドキドキする句会前の心を詠みました。

【 秋日和 句会の前の胸騒ぎ 】

《背景》季語:秋日和[秋]
朝から晴れて気持ちの良い爽やかな日になった。
午後からは句会に出て句を四句披露することになる。
これが毎回“悲喜こもごも”で、自信満々で出したものが惨憺たる批判を受けたり、こりゃ駄目だろうという句が褒められたりする。
一番しょんぼりするのは、出した句を誰一人選んでくれない時だ。
・・ほんとうに寂しい思いをする。
だから午前中はずっと胸騒ぎがしている。

 

2026/10/09

俳句を詠んでみる_0928【 甘柿を 取って落として 鳴く烏 】

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家の前の電柱てっぺんに烏が・・何をしているのか見ていて一句。

【 甘柿を 取って落として 鳴く烏 】

《背景》季語:甘柿[秋]
近所の空地にたわわに実った柿の木一本。
烏がやって来て、皆“お持ち帰り”している。
運んで来た柿を我が家の前の電柱のてっぺんで食べていたら、半分くらい食べたところでポトンと落下させてしまった。
烏の無念の鳴き声が聞こえた。

 

 

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2026/10/08

「自註現代俳句シリーズ・11期42 村上喜代子集(社団法人俳人協会)」を読みました。

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『自註現代俳句シリーズ・11期42 村上喜代子集/村上喜代子作(社団法人俳人協会)』を妻が持っていて、勧められ読んでみました。

俳人・村上喜代子氏は昭和18年生まれ、大野林火主宰「濱」に入会、「濱」賞受賞。
俳人協会新人賞や鳳声賞などを受賞された方です。
「百鳥」同人、退会後は「いには」を創刊、主宰されています。

読んでみると、とても身近な共感する句が多く、読むほどにこちらの心がほぐれていくような感じがしました。

十三夜床屋帰りの夫(つま)匂ふ
・・などはその典型で、日常がそっと囁かれているようでいいなと思いました。

墓地といふ冬あたたかきところかな
・・これも素朴で静かで、気に入りました。

雪吊を解かれし松の所在なし
・・雪吊の縄を解く現場での句のようですが、松が所在なく立っているように感じたのでしょう。うまい表現で、私も見習いたいと思いました。

最後までその時々に自分が感じたことを素直に表現される素敵な俳句ばかりで、心なごみました。
この気持ち、忘れぬようにします。

 

俳句を詠んでみる_0927【 秋高し 旧仮名遣ひ 慣れる頃 】

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俳句をやっていくとぶつかる問題、「旧仮名遣い」について詠みました。

【 秋高し 旧仮名遣ひ 慣れる頃 】

《背景》季語:秋高し[秋]
独学で始めた俳句だったが、初心者講習会を経て句会に入り、その中で旧仮名遣いという難題が立ちはだかった。
度々指摘を受けて、参考書を買い求め頑張って使うことにした。
そろそろ慣れる頃なんだけど・・。

 

2026/10/07

俳句を詠んでみる_0926【 空蝉(うつせみ) 石仏にすがるやうにをり 】

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ついこのあいだ、蝉の抜け殻を石仏にくっついている状態で見つけた。

【 空蝉(うつせみ) 石仏にすがるやうにをり 】

《背景》季語:空蝉[晩夏]
季語的には、今ではないが、このあいだお参りした時に見た蝉の抜け殻の様子を詠んでみた。

 

 

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2026/10/06

「作家の贅沢すぎる時間/伊集院静」を読みました。

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『作家の贅沢すぎる時間/伊集院静著(双葉社)』を古本で見つけて読みました。

「週間大衆」に連載された「作家の遊び方」から抜粋し、加筆・修正し、2020年に発行されたものです。

そしてとても珍しく、著者、伊集院氏の馴染みの店、食について書かれたものが大半を占めます。
ふだんから男が“食べ物の美味い不味い”なんか言うもんじゃない、というのが氏の考えだったわけですが、知っている店が主の高齢化などにより閉店していることを知り、少しでも今までの恩返し含め紹介してもいいのではないかと書かれたものになっていました。

とにかく、競馬、麻雀などのギャンブルで“すってんてん”になって、わずかばかり財布に残った金で訪ね、食べ物と心遣いを貰ったお店の紹介が多く、“ギャンブラー”な氏の生き方がしみじみとわかりました。・・私には縁のないような話でしたが。

さらに気になった氏の発言を一つ二つご紹介いたしましょう。

防衛問題に詳しい新聞記者から北朝鮮などからのミサイル攻撃があったときのことについて質問があった際に、
「防衛問題なんぞに詳しくたって何の役にも立たないのが戦争だ。そうならぐずぐず考えるより、そうなったらなった時のことで、生き抜いてやるってこころ構えがありゃいいんだ。他に何かできることがあるのか?

・・・私も似たような考えです。結局、戦争となれば死に直面するのは私たち国民・市民です。

次、
「私はオリンピックというものに、まったくと言ってもイイほど興味がない。なぜ興味がないかと訊かれても、メダルを取ることが、それほどの名誉などとは思えないし、第一、名誉というものが怪しいものだと思っている」

・・・これもまた私も似ています。もう、オリンピックの役目はとうに終わったものだと思っています。巨額の金が動いたり、人の怪しい思惑が蠢く感じがもういらない、と思わせるのです。

「ディズニーランドへ出かけて、いったい何を見るのだろうかと思う。白雪姫だろうが、御伽の国だろうが、そんなもの見りゃそれでおしまいで、乗り物に乗ったところで周囲の者が悲鳴を上げるのを聞くだけのことではないかと思ってしまう。大勢の人が集まったり、群れる場所へついつい出かけるという行動はあまりよろしくない。なぜ人が皆集まったり、何かをしている所に、身を置くかと言うと、それは安堵、安心を求めるからである。」

・・・けっこうきついこと言っていますが、でもこれも同じ考えなのです。信じられないかもしれないけど。
だから私は千葉に住んでいるけど、ディズニーランドには行ったことがないし、行く気もないのです。

以上、相変わらずの“伊集院節”の本でした。
伊集院さん、亡くなってしまいましたが、最後まで自分の意志を通した人でした。

 

 

俳句を詠んでみる_0925【 千句まで 道程(みちのり) 険し 濁り酒 】

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俳句を独学で読み始めてから二年と数ヶ月、目指す千句が見えてきました。

【 千句まで 道程(みちのり) 険し 濁り酒 】

《背景》季語:濁り酒[晩秋]
頭に番号を振って俳句を詠んでいるので、現在何句目かはわかるようになっている。
今日のこの句で925句目。
目標としていた千句まであと75句となり、まさに「胸突き八丁」にある。
酒の熟してまだ漉さぬ前の滓のまじった濁り酒のような句も多いが、苦しみながらどんどん前に進み詠んでいきたいと決意をあらたにした。

 

2026/10/05

俳句を詠んでみる_0924【 秋湿り 施術の灸の 暖かさ 】

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鍼灸院での施術のときに感じたことを句にしました。

【 秋湿り 施術の灸の 暖かさ 】

《背景》季語:秋湿り[秋]
秋の冷たい雨がしとしとと降る中、“しん”とした朝一番の冷たい部屋で鍼を打ってもらった後、背中の灸にぬくもりを感じ、先生の言葉と共に心身が暖かくなるようだった。

 

2026/10/04

俳句を詠んでみる_0923【 秋の雨 昨日の雫 樋つたふ 】

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ずうっと雨だったこの秋、晴れて出かけて見つけた雨の雫を詠みました。

【 秋の雨 昨日の雫 樋つたふ 】

《背景》季語:秋の雨[雨]
久しぶりに晴れた日に妻と登渡神社にお参りした。
ずっと雨だったこの秋だが、昨日の雨が本殿脇の“鎖樋”を伝って静かに落ちていた。

 

2026/10/03

俳句を詠んでみる_0922【 秋暮れる 家族四人が 庭手入れ 】

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雨続きだった9月、やっと庭に手を入れることが出来て一句。

【 秋暮れる 家族四人が 庭手入れ 】

《背景》季語:秋暮れる[秋]
長い雨が続いて、庭の手入れが出来なかった。
長男が晴れる日があったら手伝いに行くから庭の手入れをしようと言ってくれ、やっとこの晴れ間に妻、長女も加わり全員で枝を切ったり、草を取ったり、皆でよく働きました。
しみじみといい一日になりました。

 

「よそ見津々/柴崎友香」を読みました。

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『よそ見津々/柴崎友香著(日本経済新聞出版社)』を古本で見つけて読みました。
2010年第一刷発行の本で、内容は2004年から2010年にかけて作者の書いた文を様々なジャンルに分けてまとめたものになっていました。

350頁もあるので、一つひとつの文は軽く面白いものが多いのですが、読み切るのは大変でした。

大阪生まれの著者が東京に出てきての違和感みたいなものについて書かれた文なども、とても素直に自然に書かれていて読みやすいものでした。

大阪の蝉と東京の蝉、料理のことなど色々書かれていましたが、親戚の子が書いているようなそんな気分で読みました。

旅行についての行動力などについても、こんな人私の周りにもいるよ、という感じ。

この本に載っているエッセイを書かれている時点で、カメラはフィルムカメラを好み、今やそんな人は数少ないわけですが、そんなことどこ吹く風なのがよかった。
2026年の今現在、“コスパ”だ“タイパ”だ、“映え”だなんだかんだで、つまならくて理屈っぽいヤツばかりの世の中、堂々と潔くて私も清々しました。

そして、この本のような自分の気分だとか、ふと思ったことなどをこうして文章にして著すことなど、もうあと五年もしたら出来ない人間だらけになると思います。
AIに頼めば、って思っている輩もどんどん周囲に増殖してきている。

いろいろ頼っていると、どんどん技量が落ちます。
しかも、自分で苦労して何かを生み出すという人としての醍醐味さえも忘れてしまいます。

そういうことをこの本を読みながら考えてしまいました。

最近、日々そんなことが頭の中をよぎり、なんか暗い気分になることが多いのです。

だから外に出て何かを見てきたり、それを文にしたり、俳句にしてみたり、そんなことが大事なのだと思わせてくれたのがこの本になりました。

 

2026/10/02

俳句を詠んでみる_0921【 銀杏の実 掃き清められ 熊手立つ 】

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妻と神社にお参りし、境内が掃き清められている様子を見て一句詠みました。

【 銀杏の実 掃き清められ 熊手立つ 】

《背景》季語:銀杏の実[晩秋]
登渡神社にお参りしたら、神社の方が境内を掃き清めていた。
拝殿でのお参りを終え、その方向を見たら銀杏の実も葉と共に掃き集められ、熊手が立てかけてあり、境内には澄んだ空気が漂っていた。

 

 

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2026/10/01

俳句を詠んでみる_0920【 雨あがり そよ吹く風に 秋の声 】

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久しぶりに空に青い部分が見えて一句。

【 雨あがり そよ吹く風に 秋の声 】

《背景》季語:秋の声[秋]
Level5の豪雨に続き、台風も来て、かれこれ一ヶ月、太陽と青空をまともに見ることは久しくなかった。
外に出かけてみたら、やさしい風が吹いていて、その中に秋の気配を感じた。

 

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