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2026/05/05

映画「Rhapsody Rhapsody ラプソディー・ラプソディー」を見ました。

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映画『Rhapsody Rhapsody ラプソディー・ラプソディー/2026年 日本 監督・脚本:利重剛 音楽:大西順子 出演:高橋一生、呉城久美 他』を見ました。

高橋一生さんが主演という映画なのに、千葉劇場というマイナー作品専門みたいな上映館での公開となっています。映画事情がよくわからない私は、事前知識無しのまま出かけました。
さらに音楽は私の好きな、気になるジャズ・ピアニストの大西順子さんでした。
上記の理由だけで、“ただならぬ”雰囲気を感じつつ見に行ったのでした。

ストーリー的には、いきなりな展開で、真面目な会社員とお見受けする主人公の高橋一生さんが、パスポートの更新をしようと戸籍謄本を取ってみたら、自分がまったく知らない女性と結婚している・・(゚Д゚;)というところから始まりました。

調べてみるがまったく誰だかわからず、でも偶然通りかかった花屋の店員の会話から相手を突きとめ、そこからがその謎の女性との驚きの、そして長く、さらに心のやり取りがジェットコースターのように展開することとなります。

もうねえ、居眠りなんかしているヒマありませんよ!^_^;
怒涛のストーリー展開です。

 

 

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その相手役の女性を演じる呉城久美さんの“やさぐれ”て、さらに突拍子もなく、しかも過去、家族関係があまりに寂しい境遇に胸が痛くなります。

それをやさしく見守るあまりにも“人のいい”高橋一生さん。
でも、高橋一生さん自体も穏やかでやさしく寛容な性格、生き方が、実は本来の性格の裏返しだったという、またもや“脳みそ”急展開の進行で、見ているこっちはハラハラ、ドキドキどころでは収まらず、人間の心の奥にある自分の闇の部分と社会に出ているときの自分のギャップに悶え、私自身、自らに問いかけることになりました。

朝ドラ「ばけばけ」で素晴らしい演技を見せてくれた池脇千鶴さんが高橋一生さんの会社の同僚として登場するのですが、ドラマの中で“決定的”な「キー」となる発言、やり取りをします。

高橋さんに対し、「あなたは女心が全然わかっていない」という発言を聞いたときには、私は高橋さんを自分になぞらえ、「わっ」と泣いてしまいました(T_T)不覚・・。

その他登場する高橋さんの叔父さんの不思議とやさしい性格、呉城さんが勤めていた花屋の店員で“ゲイ”の役どころだった方の人間味あふれる演技も特筆ものの素晴らしさでした。

すごい映画を見た!というのが今回の感想です。
いい映画でした。
今を生きる人たちの心の寂しさ、そして渇望しているものにふれることができる作品でした。

 

 

2026/03/20

映画「カミング・ホーム(Jules)」を見て来ました。

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映画『カミング・ホーム(Jules)/2023年 アメリカ 監督:マーク・タートルトーブ 脚本:ギャビン・ステクラー 出演:ベン・キングズレー、ゾーイ・ウィンターズ、ハリエット・サンソム・ハリス、ジェーン・カーティン、アンナ・ジョージ』を見て来ました。

ペンシルベニアの小さな町で暮らしている79歳の男性が主人公ですが、認知症の初期症状を娘に心配されつつも、自らの事態については認めたくない、そして一人暮らしという状況で物語は始まります。

 

 

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最初、この映画のチラシを見ただけだと、その主人公の家にUFOが墜落して、周囲に訴えても誰も信じてくれないという展開だと書いてあって・・てっきりUFOの墜落は、認知症が進行しての妄想から物語が展開するのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。

UFOは本当に家の裏に墜落し、そこからは宇宙人が負傷して出てきて・・。
という私の予想外に物語は進展していくのでした。

そこに同年代の隣人女性二人がそれを目撃することになり、その秘密を共有することになってしまい、さらに互いに老いての孤独という共通な悩みを抱えていた三人は何か大切な人生の忘れ物のようなものを取り戻していく・・ということになります。

上記が一番の見どころかもしれませんが、宇宙人をかくまう中での三人と宇宙人の不思議な心の交流。
また、認知症初期症状の主人公と主人公の家族が、やはり今までなかなか踏み込めなかった家族の大切な領域に互いに歩み寄るような部分もあり、見ていたら面白いシーンがたくさんあるのですが、実際描かれていることは深いものがあると感じました。

これも見た方がいい、おすすめな作品だと感じたことをお伝えして今回の映画の感想といたします。

 

 

2026/03/04

映画「落語家の業(ごう)」を見て来ました。

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映画『落語家の業(ごう)/2025年 日本 監督・撮影・編集 榎園喬介 出演:快楽亭ブラック、立川談之介、鈴々舎馬るこ、げんきいいぞう、大本営八俵』を見て来ました。

快楽亭ブラックという噺家がいることは随分前から知っておりました。
でも、実際にその人の落語を聞いたことはなく、この映画にて初めて接したことになります。

「全ての出来事を、笑い飛ばす了見を『粋』と言う」と言っている快楽亭ブラック師匠ですが、当時師匠だった立川談志から預かった貯金通帳のお金を競馬に使い・・(^_^;)破門が解かれてからもタブーを犯し、もう一般的な寄席からは殆ど出入り禁止となり、裸に亀甲縛りで高座に上がったり、弟子から訴訟を起こされたり・・映画を見ていて“うんざり”しました(^^;)

 

 

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2026/01/31

映画「米寿の伝言」を見て来ました。

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映画『米寿の伝言/2026年 日本 監督・脚本:ガクカワサキ プロデューサー:西本浩子 出演:西本匡克、西本銀二郎、長谷川かすみ、山田姫奈、舟木幸、荒川大三郎、山本紗々菜、仲野温、山﨑翠佳、市川欣希他』を見て来ました。

かつて「俳優」を志した父の夢を知った娘が「俳優」の道を歩む息子兄弟と共に映画製作に挑んだ・・というスッゴイ作品です。
祖父(素人)・主演、娘・企画、孫・出演というわけです。

しかも総額500万円以上のクラウドファンディングを集めてのうえの話です。

主演の祖父、齢八十五にして夢を叶えた家族が作った奇跡の映画と言えるものです。

 

 

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映画の中では、主演の祖父は発明家として現役時代を過ごしたのですが、亡くなってしまいます。
その発明品の整理をしているときに発明品のひとつ、「人格移動装置」が発動してしまい、亡くなったおじいさんと孫の人格が入れ替わってしまい、しかもそのあと人格移動装置が壊れてしまう。
そして刻々と迫る“火葬”の時間。

このままでは孫の人格は火葬されてしまう。しかし、おじいさんは孫の体を借りて生きていってしまう・・というお話。

人格移動装置の修理に奔走する家族とおじいさんのかつての弟子たち。
そこから次々と巻き起こる騒動。
家族のほんとうの心の中まで見えてきて、ドタバタチックなのに、感動もあり、しかも笑いもふんだんにあり、面白い映画でした。

家族で作ったなんていうから、ちょっと素人っぽ過ぎるような映画かと思ったら、いやいやどうして、大変な力作でした。

これ、ぜひにと“おすすめ”しちゃいたい映画でした。

 

2026/01/22

映画「チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン(Chuck Berry BROWN EYED HANDSOME MAN)」を見て来ました。

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映画『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン(Chuck Berry BROWN EYED HANDSOME MAN)/2020年 アメリカ 監督・製作:ロン・ワイズナー、チャック・サイモン、リチャード・フース ナレーション:ダニー・グローヴァー 出演:チャックベリー、キース・リチャーズ、ローリング・ストーンズ、ビートルズ、ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、トム・ペティ、ブルース・スプリングスティーン、ジミ・ヘンドリックス、エレクトリック・ライト・オーケストラ、リンダ・ロンシュタット他』を千葉劇場で見て来ました。

もともとは、アメリカの公共放送のために制作されたドキュメンタリーだそうです。
御大チャック・ベリーの、あの独特なフォームでギターを弾きながらの演奏シーンも、もちろんふんだんに出てきて圧倒的かつ“カッコよく”、観客のよろこばせ方もよく知っているエンターテイナーとしての抜群な様子もつぶさに収録されていました。
映画館内のオジサン(おじいさん?!)たちの体も“揺れて”いるのがよくわかりました。

 

 

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冒頭からR・ストーンズのキース・リチャーズが演奏に加わっているシーンで、私も興奮しました。

他の豪華な顔ぶれの演奏も“全力”なものばかりで、何の文句の付けようもありません(#^.^#)ロックンロールと言えばチャック・ベリーそのものなんですから。

わずか55分のフィルムでしたが、全編がクライマックス・シーンのようで、特にブルース・スプリングスティーンとのスタジアムでの演奏は涙が出るくらいの感動もので、チャック・ベリーが観客を煽動し、圧倒的な演奏シーンになっていました。

キースのチャック・ベリーに対する尊敬ぶりもよくわかり、リンダ・ロンシュタットの豪快なボーカルも、その興奮状態が手に取るようでした。

お馴染みの曲ばかりでとても良かったし、ベートーベンの楽曲オーケストラ付きのELOの演奏「ベートーベンをぶっとばせ」も荘厳だけど笑ってしまうような展開で、楽しめました。

上映時間は一時間程度でしたが、“中身ぎっしり”で楽しい映画でした。

 

2025/12/29

俳句を詠んでみる_0659【 手(た)枕寒し 朝ドラ再放送 】

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最近はお昼になってもけっこう寒い、そんな日のテレビ前の様子を句に詠みました。

【 手(た)枕寒し 朝ドラ再放送 】

《背景》季語:寒し[冬]
NHKの朝ドラを見逃し、お昼の再放送をひとり手枕で見ていると、最近はすっかり寒くなり、すうっと首すじを冷たい風が通り抜けて行った・・という句です。

 

2025/12/26

映画「チャップリン」を見て来ました。

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映画『チャップリン(CHAPLIN SPIRIT OF THE TRAMP)/2024年 スペイン・ベネルクス・イギリス・フランス 監督・脚本:カルメン・チャップリン 出演:マイケル・チャップリン、ジェラルディン・チャップリン、ジョニー・デップ、トニー・ガトリフ、エミール・クストリッツァ、ストーケロ・ローゼンバーグ、リタ・カベルト、ファルキート』を見て来ました。

あの、かつての映画スター、チャップリンの公認ドキュメンタリーとなっている作品でした

 

 

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見たのですが、私、実はチャップリンの映画を見たことがないのです。
ニュース映像その他でチラッとその映画のシーンを見たことはありますが、予備知識もないまま気になって見に行ったのです。

多くの作品からの画像、初公開のプライベートフィルム、独占インタビューなどと共に、息子マイケルが世界各地に赴き、関係者やゆかりのある場所も訪ねて歩くものでした。

でも、過去の作品も見ておらず、だから“家族が語る素顔のチャップリン”ということで、そういうシーンもふんだんにあるのにもかかわらず、頭に入ってこないというか、共感が出来ないという情けない状態になってしまいました。

もう一度チャップリンの映画を何作かじっくりと見て、自分なりのチャップリン像を見いだしてからまた見たいと思います。
面目ない・・。

 

2025/12/14

俳句を詠んでみる_0644【 冬麗(うらら) 聖地下妻に バス着く 】

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バスツアーの車中、窓外に大きな「Aeon・イオン」が・・あれはあの下妻の「Jusco・ジャスコ」じゃないのか?!で、一句。

【 冬麗(うらら) 聖地下妻に バス着く 】

《背景》季語:冬麗[冬]
バスツアーで関東有数の規模である「道の駅・下妻」に立ち寄った。
「ここはロリータの聖地、下妻じゃないの」と長女が声を上げた。
ああ、あの映画「下妻物語」の舞台になっていたところだ。
そういえば、さっき通りかかったのは、深田恭子が買物をしていたジャスコ(現・イオン)大型店舗だ。
「何っ!?このあいだ店名を一日「ジャスコ」に戻して記念イベントがあったのか!」と話が弾みました。

 

 

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2025/12/05

映画「旅と日々」を見ました。

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映画『旅と日々/2025年 日本 監督・脚本:三宅唱 原作:つげ義春 出演:シム・ウンギョン、河合優実、高田万作、斉藤陽一郎、松浦慎一郎、足立智充、梅舟惟永、堤真一』を見ました。

つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作としているそうです。

冒頭の河合優実さんが出てくる海辺の様子が前者「海辺の叙景」だと思いますが、これは映画の中で上映される映画となっていました。
これだけでも十分に今までにない不思議な、なんでもないし、なにごとも起こらないようで、なんでもあるし、なにごとかが進行しているという映画が上映されているというシーンがこの映画の中で進行していくのでした。
要するに劇中劇の映画版です。

で、その映画の脚本家が主人公の女性で、今度は「ほんやら洞・・」の方が本編で繰り広げられるという展開でした。

 

 

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こちらも主人公がものすごく田舎で、しかも雪深い地方に出掛け、宿泊しようとしたら、どこも満員。
結局、山奥のボロボロの一軒家に主ひとり(堤真一)という・・なんだかなあ・・というところに泊まることになります。

こちらも、何もないところで何も起きない、というような展開なのですが、実際には何ごとかが起こります。それも説明しようのないことですが、主人公のシム・ウンギョンさんと堤真一さんの絶妙なやり取りと不可解な行動が全てという感じで、面白くないのかというと、これが面白い(^^;

私たちの心の中にいつもある不安や、孤独感、無情で冷たい空気・・そんなものが提示されているようで、なぜか引き込まれてしまい、中に入り込んでいる自分を感じました。

一番驚いたのは、あの堤真一さんが、ものすごい“訛り”のセリフと、見事な役作りで、どこからどう見ても田舎の“こ汚い”おじさん(おじいさん)にしか見えないのです。
この役作り無くしてこの映画は成り立たないと思いました。

見る価値のある静謐な映画でした。

 

2025/10/19

映画「キッズ・アー・オールライト(The Kids Are Alright)」を見ました。

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映画『キッズ・アー・オールライト(The Kids Are Alright)/1979年 イギリス 監督:ジェフ・スタイン 音楽監督:ジョン・エントウィッスル 出演:ザ・フー(ロジャー・ダルトリー、ジョン・エントウィッスル、キース・ムーン、ピート・タウンゼント)、リンゴ・スター』を千葉劇場で上映していると知り見て来ました。

レコード・デビュー60周年記念、日本初劇場公開 HDレストア版・・ということでした。

この映画があるということは知っていましたが、見たことがありませんでした。
一部映像は何かのきっかけで見たことがあったり、インタビュー音声や演奏についても音源は何かしらのレコードなどで聞いたことのある記憶が蘇ってきました。

とにかくインタビュー以外はほぼ「ザ・フー」の演奏シーンばかりです。
スッゴイです!これがロックの姿だというのをひしひしと感じました。

 

 

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驚いたのは、ジョン・エントウィッスルのベースでした。
今まであまり強い印象を持ってはいなかったのですが、この映画の中の音は劇場の大きなスピーカーを通しているからということもありますが、彼が素晴らしいプレイをしていたことがよくわかりました。

フレーズも素晴らしいし、こんなにバンドを引っ張っていたのかと驚きました。
ピート・タウンゼントがタンバリンだけ叩いているシーンのベースなど、ジョン・エントウィッスルのベースそれだけで音楽になっていて、ハーモニーまで感じました。

キース・ムーンのドラムはズドドコ・ズドドコと、ずうっと雷が鳴っているようだし、しかも“おっそろしく”正確で淀みのないものでした。
さらにビートルズのリンゴ・スターとインタビュー形式で会話しているときの“ぶっ飛び”具合もさすがでした。

ロジャー・ダルトリーは、風貌もカッコよく、しかもシャウトするのに安定していて、歌詞もよくわかり、パワフルで、ロックの手本だといいたいくらいの良さ。

そしてピート・タウンゼント。
こんなギター・スタイルの人は後にも先にもこの人だけだし、あの腕を振り回す奏法も随所に飛び出し、ギターを破壊し、でも時には美しい音色のメロディーも奏でる。
ピート・タウンゼントがステージ上で飛び跳ね、ものすごいアクションでギターを弾く姿も今まであまり見る機会が無かった私には、こたえられない爽快さでした。

滅茶滅茶激しいのに、芸術性もあり、狂気もあり、人間らしさもあり、荒々しいロックバンドなのに交響曲のように聞こえる時もある。

見てよかった鮮烈のロック映画でした。

 

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