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2026/08/17

俳句を詠んでみる_0874【 敗戦忌 大将中将と呼べと言ふ 】

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いろいろありましたが、頑張って俳句を詠み続けます。
今回は季語にある「敗戦忌」で詠みました。

【 敗戦忌 大将中将と呼べと言ふ 】

《背景》季語:敗戦忌[初秋]
8月15日は季寄せに「敗戦忌」と載っている。
今、ニュースにもならぬまま昔の日本軍の階級呼称を復活させる準備を政府とそれに与する政党が“いまのうちに”と着々と進めているのをご存知か。
大将・中将・少将、大佐・中佐・少佐・・そんなふうに。
現在の幕僚長や将官、佐官の呼称というのは、戦後に政府からこう説明されている。
『自衛隊は軍隊ではないので、軍のような階級呼称をしていないのだ。軍ではないとわかるように。』と。
しかし、今、政府とそれに与する政党は階級呼称のみならず、さらに自衛隊を「国防軍」と呼称するよう改憲を急げと言っている。
渡辺白泉の「戦争が廊下の奥に立ってゐた」という句が、今また私の心に響いている。

 

2026/08/08

俳句を詠んでみる_0864【 原爆忌 持ち込ませたい人がゐる 】

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あの日にどんなことがあったのか、想像してから一句詠みました。

【 原爆忌 持ち込ませたい人がゐる 】

《背景》季語:原爆忌[初秋]
非核三原則の三つは私が子供の頃からよく耳に、目にしてきた。
世界では唯一核爆弾の投下を受け、地獄絵図となったその国の人間が語気を強め、そして原則であったことを軽んじて、多くの人間が死に、苦しんだ、そして今も苦しんでいる人がいるというのに、その国の進路を決める人や、それに与する者達が核兵器を欲しがっている様子を詠んだ。

 

2026/06/29

俳句を詠んでみる_0823【 梅雨寒に 美輪さん逝って 愛遺る 】

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美輪明宏さんが亡くなられました。最近も色々と美輪さんのご著書を読んでいたところでした。

【 梅雨寒に 美輪さん逝って 愛遺る 】

《背景》季語:梅雨寒[仲夏]
ニュースで美輪明宏さんが亡くなられたことを知った。
「無償の愛」を説くこと生涯を掛けてのことだった。
そして、日本人の得手・不得手の“得手”は文化・芸術・美術・文学などであり、それをもって世界に進出することが大事であるともおっしゃっていた。
愛があれば戦争は起こらない・・簡単なことだが、世界の指導者にこれを理解するものは一人もいない。

 

2026/02/25

俳句を詠んでみる_0707【 梅が香 こぶしのまま 握手は出来ぬ 】

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梅の花を見ながら、日めくりのカレンダーに書かれていた言葉を思い出して一句

【 梅が香 こぶしのまま 握手は出来ぬ 】

《背景》季語:梅が香:[春]
梅が春のよろこびを表すように咲き誇っている。
それを見て、こぶしを握ったまま握手しようとしている人達を思った。
よろこびの気持ちを、咲き誇る花のように満開にするためには、握ったこぶしをひらくことだ。

 

2026/02/15

俳句を詠んでみる_0698【 春浅し 兵器売りたい 造りたい 】

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日本が兵器を売りたいと言いだして・・一句。

【 春浅し 兵器売りたい 造りたい 】

《背景》季語:春浅し[春]
TVニュースや新聞で見た。
兵器を“装備品”と呼び、殺傷能力に応じて分類していた基準も、見直しを検討するのだと。
売りたいし、国営の製造もしたいと言っていた。
戦争が終わったときの焼野原と瓦礫の山、一瞬のうちに数十万人が命を失った世界唯一の核爆弾投下の悲劇。
忘れたのでしょうか。
教わったことが無かったのでしょうか。
こんなことで経済が上向きになると喜ぶのでしょうか。

 

 

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2026/02/10

俳句を詠んでみる_0694【 戦争が 玄関の呼び鈴押した 】

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久しぶりに「無季」の句を詠みました。

【 戦争が 玄関の呼び鈴押した 】

《背景》季語:戦争[無季]
渡邊白泉の季語のない昭和14年の句『戦争が廊下の奥に立ってゐた』は、私が写真の本を購入するきっかけとなりました。
ささやかな日常への凶悪な現実の侵入、その不安を言い留めています。
今回の大きな選択が有り、それは私達の玄関の呼び鈴を凶悪な現実が既に押すことになっているという句を私も“無季”で詠みました。

 

2026/02/09

俳句を詠んでみる_0693【 残る雪 すべてが無きことになりぬ 】

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午後8時一分頃には、あのこともそのことも皆無かったことになった気がした・・という句です。

【 残る雪 すべてが無きことになりぬ 】

《背景》季語:残る雪[春]
大雪の降る中、様々な問題、課題、懸案、疑念などが渦巻く世の中の今後を左右する大きな事が終わった。
あれもこれも、うやむやのまま全てが無きことのように、雲散霧消するのであろう。
残されたのは、日陰の雪のみである。

 

 

2025/09/24

俳句を詠んでみる_0566【 冷やか 雲に映る 世の斑(はだれ) 】

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冷やかに感じる空に浮かんだ雲を見て、世の中の不穏を詠みました。

【 冷やか 雲に映る 世の斑(はだれ) 】

《背景》季語:冷やか[秋]
長く暑かった夏もようやく峠を越したようで、秋の冷やかさを感じます。
でも、空を見上げると、暗雲が世の動きのように斑模様を見せています。
同じ人間なのに、作る必要の無い仮想敵を作り、人種や民族、性別、その他人が元々そうであるものを否定して平気で差別する。
挙句に武器を持て、軍隊を作れ、よその国ではそうして拡大した武器を使い、軍隊が殺戮を繰り返し、地獄絵図です。
あなたが差別されている側、殺されている側の人として生まれていたのなら、何を思いますか、と聞いてみたい。
世の斑は止むことを知りません。

 

2025/09/15

俳句を詠んでみる_0557【 嗤われつつ 総裁選 秋の空 】

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特定政党の総裁選で浮かれている人を見て呆れつつ一句詠みました。

【 嗤われつつ 総裁選 秋の空 】

《背景》季語:秋の空[秋]
調査結果によれば、国民の多くも、ましてや当事者である党の党員はもっと望んでいない首相退陣という事態になり、総裁選をするのだそう。
メディアは物価その他様々な問題を後回しにして行われる選出の有様をうれしそうに報道して呆れる。
手を挙げ、出てきた人達の物欲しげな表情にもがっかりする。
嗤われているのだともわからず“いい気な”ものだと詠みました。

 

2025/08/18

俳句を詠んでみる_0529【 あれは私と思えるか 西日が問う 】

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苦難、困難に遭遇した人、過酷な運命に嘆く人、自分のことと思えるか・・と、いつも自分に問うている、という句です。

【 あれは私と思えるか 西日が問う 】

《背景》季語:西日[夏]
西日が家に入り、まぶしい思いをした時に、戦争で亡くなったり、悲しい思いをした人や、たまたま、そう生まれた自分の人種や所属する民族が差別を受けたり、誹謗を受けたり、老齢になったからと、役立たずは自決しろと言われたり、そういう対象になった人・・・あれは私だと思えるか問われたような気になった。
あそこにいるあの人は“私”なのだと思えなければ、それは人としての価値は最低なのではないか。

 

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