「永六輔 大遺言/さだまさし・永拓実」を読みました。
『永六輔 大遺言/さだまさし・永拓実(小学館文庫)』を古本で読みました。
2016年に刊行された「笑って、泣いて、考えて」と 2017年に刊行された「大遺言」の二冊を改題、加筆、修正の上文庫化したもので、2022年に発行されたものです。
前半は、さだまさしさんが永さんにインタビューする形で様々なことを語ってもらっているというものなのですが、永さんの話は、あちらこちらにどんどん“飛んで”、さらに時代も遥か彼方に飛んで行きます ^_^;
でも、それでいいんです。
さださんはどんなに話が飛躍しようがなんだろうが、「いいですよ、どんどん飛んじゃってください」というふうに永さんから話を引き出します。
永さんの子供の頃から学生時代、そこで出会ってもう仕事を始めている様子や、テレビ創世記の、まさに永さんが大活躍していた時代のことも、もう溢れるように驚きのエピソードが飛び出します。
後半は永さんの孫にあたる永拓実さんが、永さんが亡くなられたあとに遺されたメモやその他を拾い、色々なことを感じ、思い、さらに生前永さんと関わりのあった人で、いまだ健在の人達に会いに行き、過去の信じられないようなお話を引き出しています。
永さんは“テレビという世界を創った人”であり、大作詞家であり、著作も多数、また様々な運動に関わり、人と会い、旅をし、手紙を書き、様々な分野の人を育て、恩に着せず、常に最初に会った時と距離感を変えず、人の悪口を言わず、とても一人の人間には出来ないことをしてきた人だと思いました。
晩年のTBSラジオで最後まで頑張っていた姿は私の耳にまだはっきりと残っています。
テレビの人が最後はテレビからは離れ、ラジオに行ったのも納得できます。
自分で現場に行き、人と会い、自分で考えてみるという、ごく基本的なことをしていた永さんですが、今や人はスマートフォンの中に人生そのものがあるようで、AIに全身を預けているような状態です。
この本を読むことが人が生きることにとって、とても大切なことだと理解しましたが、もう世の中・・手遅れだな・・と感じたことも事実です。



























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