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わたしのいきつけ

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2026/03/15

JR飯岡駅の「海上ふれあい館」での『南隆一 絵画・造形展』に出掛けて。

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インスタグラム経由で Facebook でもご紹介した表題の絵画・造形展。
南隆一先生は、私の中学時代の担任で美術の先生でしたが、こんなに長い付き合いになったのはうれしい限りです。
そして、今回も見に行くことが出来ました。
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会場に入ってまず驚いたのは、その作品点数の多さでした。
奥様が去年の暮れに怪我をされたりして、この個展もどうなるのかと心配していましたが、たいへんな量の作品がなんだか勢いよく“どぉ~ん”と並んでいて驚いたりうれしくなったり・・ということになりました。
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聞けば、先生、軽のバンで何往復もして自宅から運び込んだとのことで、来年はたしか傘寿のお歳だったと思いますが、そのバイタリティー、体力、作品づくり・展示に対する意欲にはただただ恐れ入るばかりです。

作品もますます輝きを放ち、傘寿を前にしてさらに新しい展開を感じました。

私も見習いたいと言いたいところですが、見習えるようなことではありません。
今の私にこのようなことが出来るのかと自分の胸に聞いてみましたが、いやいやとても無理です。

 

 

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先生は、次の展開をもう見据えているようでした。私も元生徒として、ファンとしてうれしいことです。

奥様と会場でお話ししていたら、先生の“ガラ携”には、アドレスが入力されていないとのこと。
「えっ、じゃ私が掛けた時には先生の携帯の画面には私の名前が表示されていないんですか?」と聞くと、「そうだ」と。

電話番号を見れば誰だかわかる!と力強く語り、自分から掛けるときも一人も登録が無いので、覚えている番号を打つのだそうです。
でも、「先生の知り合い関係の人数はただ事じゃないと思いますけど」と聞きましたが、「いや、だいたい覚えている」・・んだって( ゚Д゚)

アドレス帳入力して差し上げようかと思いましたが、いや、このままの方が先生は元気なままでいられる、と、そのままにすることにしました。

 

 

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昨日、3月14日をもって展示は終了しましたが、先生ますますお元気で安心したことと、先生の意欲はますます健在であることが確認出来ました。

ほんとうによかった。

 

 

2026/03/10

俳句を詠んでみる_0720【 春の日の個展 光と色 溢れ 】

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遠くまで絵画・造形の個展を見に行って来た。作品の勢いを見て詠みました。

【 春の日の個展 光と色 溢れ 】

《背景》季語:春の日[春]
中学時代の担任で美術の先生の個展に、旭市まで伺った。
入口から入るなり、先生の生命力溢れる数々の絵画・造形作品が踊り上がらんばかりにそこにあった。

 

 

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2026/02/21

俳句を詠んでみる_0705【 神谷旧邸に 葡萄の床柱 】

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前回に稲毛の“根上がりの松”を詠んだが、その近くに在る「神谷伝兵衛・別荘」について詠んでみた。

【 神谷旧邸に 葡萄の床柱 】

《背景》季語:葡萄[秋]
稲毛、根上がりの松で句を詠んでいたら、すぐ近くの「日本のワイン王」神谷伝兵衛・稲毛別荘を思い出し、これも句にしてみようと思った。
葡萄を模った天井飾りや欄間、そして床柱も葡萄の樹であったことが記憶に残る。

 

 

 

 

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2026/01/19

「春本を愉しむ/出久根達郎」を読みました。

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『春本を愉しむ/出久根達郎著(新潮選書)』を古本で見つけ、“積ん読”状態だったものを読んでみました。

著者・出久根達郎さんは古書店を営むかたわら文筆生活に入り、その後講談社エッセイ賞、そして直木賞も受賞されました。
古本屋さんですから、「春本」と出くわす機会もけっこう多いと思いますし、文中にあるように同業者仲間から色々と流れてくるものもあるようです。

面白かったのは、春本はその時代には取り締まりが厳しく、発行者は罰せられることも多々あり、世間に流布させるために“暗号化”の工夫が必要だったようです。それもすぐにわかってしまうようなものでなく、なかなか解読の難しい方法で。

出久根さんが、その暗号解読に挑んでいるところも書かれていましたが、“そうまでして読みたいのか”と、思ってしまうのですが、当時としては、そうしてまで読みたいくらいの存在だったのだと思います。
だって、インターネットも動画も無いんですから・・。

文中にもありましたが、石川啄木も春本を解読し、ローマ字で帳面にうつして、それをあとで見て愉しんでいたとのこと。
死後にはその帳面を焼き払うようにと指示していたものの、実際には後々奥さんがそれを公開しています。
今となっては貴重な資料となったわけですが、私が啄木だったら草葉の陰で真っ赤になって恥ずかしくなったと思います(^_^;)

春本に関しては、漱石や鴎外などの文豪の作品の中に彼らが読んでいたとわかる痕跡も見受けられると書かれていました。面白いっ!

私もこの解読しながら紹介されているものを読んで、当時の男女、夫婦、その他の複雑な関係、そして意外や性愛の技法の先進性!(#^.^#)にも驚きました。

さらに、今よりずっと緩い男と女の関係、さらにさらに男女だけでない性愛関係などもあり、当時の方が現代よりずっと自由で、人間性重視、文化も開かれていたと感じました。
今の世の中、どこかの大統領もそうだけど、日本国内も男女だけの性愛関係のみ認めたり、民族・人種で大きな差別をしようとしたりするような団体が人気を得ていて、多様性を否定する不穏な世の中を感じます。

単に春本を読むというよりも、様々なことを考えさせられる本でした。
力作です。

 

2026/01/07

俳句を詠んでみる_0668【 七草の御朱印見て 人日(じんじつ)知る 】

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神社で御朱印をいただいたら「七草」の絵柄の珍しいものだったので一句読みました。

【 七草の御朱印見て 人日(じんじつ)知る 】

《背景》季語:七草、人日[新年]
人日(じんじつ)は五節句の一つ、1月7日のこと。
習志野市の実籾にある大原神社を詣で、御朱印をいただくと、春の七草が描かれた「人日の節句」限定のものだった。
今日は七草粥の日だったと気づいた。

 

 

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2026/01/04

俳句を詠んでみる_0665【 淑気(しゅくき) 溢れ 出雲の注連縄(しめなわ) 上総に 】

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昨年新聞の記事などにもなっていた千葉・いすみの出雲大社のしめ縄を元旦の初詣で見て来て一句詠みました。

【 淑気(しゅくき) 溢れ 出雲の注連縄(しめなわ) 上総に 】

《背景》季語:注連縄(しめなわ)[新年]
出雲大社から分霊され「房総の出雲さん」と呼ばれている神社がいすみ市の国吉神社内に鎮座している。
昨年十一月に島根県で田植えから一年以上かけて手作りされた150キロもある大しめ縄が奉納祭と共に取り付けられた。
上総いすみの出雲大社は淑気に満ちていた。

 

2026/01/03

俳句を詠んでみる_0664【 舞初(まいぞめ)に 鈴の音を聞き こころ凪ぐ 】

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昨年に知り、二度目のお参りをした神社で舞初(まいぞめ)に出会いました。

【 舞初(まいぞめ)に 鈴の音を聞き こころ凪ぐ 】

《背景》季語:舞初[新年]
妻と大網にある「宮谷(みやざく)八幡神社」にお参りした。
大網の町を見下ろす高い所に有り、小さな神社だが、明るく気持ちの良い素晴らしい印象を持った。
午後から舞初がありますよと、神社の方におそわり、午後に再訪し、見事な舞いを見ることができた。
さらに舞の後に、その鈴での御祓いまで受けることが出来、心安らかになった。

 

 

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2025/10/16

「小泉八雲とセツ -その言葉と人生-/四條たか子」を読みました。

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『小泉八雲とセツ -その言葉と人生-/四條たか子著・小泉凡監修(宝島社)』を読みました。
今年の9月刊行の新刊なのに古本で安く手に入りました。
今、NHKの朝の連続テレビ小説で小泉八雲と妻のセツさんの物語をやっていて、とても興味があったので読もうと思ったのです。
この本の監修の小泉凡氏は八雲の曾孫です。

読んでみて八雲とセツさんの色々な時代、シーン、周囲の人達の写真も“ふんだん”で、それだけでも貴重なものだし、今現在テレビを見ている自分からしても親近感を感じ、実際に出雲、松江に何度か旅行しているので感慨深いものがありました。

また、二人の結婚前の様子から、その後亡くなるまでのことが実にわかりやすく、そしてどのような人達が二人に関わって、どんな出来事があって、八雲は松江から転居しつつ、その地その地でどういう生活、仕事をしていたのか、執筆してきた作品についてなどについてもまとめられていて、このページ数でよくこれだけ網羅できたものだと感心しました。

また、巻末に「雪女」「ろくろ首」「貉(むじな)」「耳無芳一の話」も収録されていて、名作を味わうことも出来ました。

私自身、今まで出雲、松江には三度出かけていて、八雲が住まっていたあたりの風情などにいつも惹かれるものがあり、八雲に関する本も何冊か読み、旧居や記念館を訪ねるなどして興味津々のところにテレビでドラマをやるということで、所謂「朝ドラ」というものを見たことはありませんでしたが、今回は毎回見ています。
実話とは異なり、脚色された部分も既に多くありますが、それでも面白く見ています。

あらためて小泉八雲と妻のセツさんについてドラマ共々色々な文献もあたりながらお二人の歴史を辿ってみたいと思っています。

 

2025/10/13

「日日是口実(にちにちこれこうじつ) -「お茶が教えてくれた15のしあわせ-/森下典子」を読みました。

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『日日是口実(にちにちこれこうじつ) -「お茶が教えてくれた15のしあわせ-/森下典子著(新潮文庫)』を古本で見つけ、読んでみました。

ルポライター、エッセイストである森下典子さんの「お茶」・・茶道の教室に通って色々なことを感じていく・・に関するこの本、古本で時々見つけ、ずっと気になっていたので読んでみました。
“帯”に黒木華さん、樹木希林さん出演で映画化された、とありましたので、きっと内容も面白いものだろうと思い、背を押された感じです。

2002年に飛鳥新社から刊行され、この文庫本は2008年に文庫化されたもので、私が手にしたものは、2018年において“三十一刷”を重ねています。

著者は大学を卒業しても出版社でのアルバイトをしていて、友達は就職先が決まったり、その後結婚したりと、今後の方向性が見いだせず、本人にはちょっと“キツい”状況である中、母親に勧められて「お茶」の教室に通うようになります。
そこからの本人の気持ちや“気づき”がこの本に書かれていることです。

先生は一つひとつの作法は厳しく教えますが、雑談的なことや“人生の教え”みたいなことは一切しないのです。
著者の不満は時々爆発しそうになるのですが、でも・・実際には決まりごとを淡々としていく茶道の動きの中で四季の移ろいを感じ、集中する中で自らの心と対峙する瞬間を感じたりしていきます。

それが、その様子がとてもいいのです。
巻末の「解説」を落語家の柳家小三治さんが書かれていて、小三治さんが独演会の時に落語をやらずにこの本の朗読をしたことがあるとのことで、私はたいへん驚きました。
小三治さんが読んでいて泣いてしまう・・というのです。

今、この本を読み終えて、私はその気持ちがよくわかります。
人は人それぞれの小さくて弱い心を持っていて、でも日日の移ろいの中でその小さな心を少しずつだけど元気づけて生きて行きます。
そんな著者の気持ちに共感して思わず涙してしまうのです。

お茶は季節の移り変わりに沿って日本人の暮らしの美学と哲学を自分の体に経験させながら知ることだった、と書かれていました。たしかにその様子はこの本に丁寧に書かれていました。

本当に知るには時間がかかるけど、「あっ、そうか」とわかった瞬間、それは血となり肉となる・・これもその瞬間のことがわかりやすくこの本に書かれていました。

著者は力強く「会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。幸せな時は、その幸せを抱きしめて、百パーセントかみしめる。それがたぶん、人間にできる、あらんかぎりのことなのだ。」ときっぱりと書いています。

私もそう思います。

だいじな人に会えたら、共に食べ、共に生き、だんらんをかみしめる。
一期一会とはそういうこと。

肝に銘じます。

 

2025/10/09

「ドナルド・キーン自伝/角地幸男訳」を読みました。

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『ドナルド・キーン自伝/ドナルド・キーン[角地幸男訳](中公文庫)』を古本で見つけ、読みました。

360頁もあるもので、キーンさんの幼少期から晩年まで実に事細かく振り返っていて、9歳の時に父親の仕事について行ってヨーロッパの船旅をしたり(この時のこともかなり細かく記憶されている)、海軍日本語学校へ入ったときのこと、戦死した日本兵の日記に感動したこと、日本人捕虜との交流、大学時代の日本研究、京都に住んでいたときのこと・・どのエピソードも興味深く、面白く、しかも日本文学についてのキーン氏の知識、理解、研究度合の深さなどに驚愕したのでした。

川端康成、大江健三郎、阿部公房、吉田健一、谷崎潤一郎、有吉佐和子などが、どんどん登場してその思い出や大きな出来事なども実に興味深く読みました。

特に三島由紀夫との交流については、ほんとうに死の直前までの様子が細かに書かれていました。
あの事件の直後に三島の机に残されていたキーン氏への手紙は、三島の奥さんがそのままアメリカに帰っているキーン氏に投函され、届いているのですが、キーン氏も書かれているように、本来なら警察が押収するような“事件関連の資料”と言えるようなものだったのかもしれません。

文中に出てくる日本の風景、様子なども実に貴重なものでした。特に京都についての記述が克明で、日本を、京都を愛する氏の心が伝わってきました。

キーン氏の著書については何冊か読み、まだ数冊手に入れていますので、それらを読みましたらまた感想を書こうと思っています。

 

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