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2025/07/05

俳句を詠んでみる_0487【 始まりは 赤坂茶寮 春の宵 】

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宵のひと時、随分と昔の、想像もしなかった勤務地での歓迎会を思い出して一句。

【 始まりは 赤坂茶寮 春の宵 】

《背景》季語:春の宵[春]
十数年前、夕暮れてから夜の更けぬ間の春の夜に東京勤務が始まる歓迎会があった。
“春の宵”には夢のような雰囲気を感じさせる、そんな感覚がある。
今まで見たこともないような夜の赤坂茶寮の空間。
そこからの3年の東京生活が15年にも感じさせる人生の時間になるとは思いもよらなかった。
通常の人生では出会えない多くの人、場所、仕事、恋に似たようなものまでが待ち受けていた。

 

2025/06/24

「あやしい探検隊 焚火発見伝/椎名誠・林政明」を読みました。

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『あやしい探検隊 焚火発見伝/椎名誠・林政明(小学館文庫)』を古本で読みました。
1994年~1996年に「週刊ポスト」に連載されたものを1996年に単行本としてまとめ、さらに1999年に文庫化されたものです。

内容としては「焚火の達人」と言ってもけっして過言ではない椎名誠さんと、「野外料理の達人」と言っても過言ではない林正明さん(※椎名さんの「あやしい探検隊」の総料理長でもある)が、“焚火のもと”あやしい人たちと共にあやしい料理を作り、食べ、二人が二人の立場で文を書いた・・というものです。
ほんと、このまんまの内容でした。

最初っからスゴイことになっていて、「タヌキ」料理を作るのです。もちろん食べます。
タヌキの肉は匂い抜きが難しいのですが、あれこれその道のの人に聞きながらなんとか林さんが料理にしてしまいます。

「ぬた」や「燻製」、そして童話などにもでてくる「タヌキ汁」まで・・。
さらにその汁が残ると、うどんを投入!(^_^;)・・これがほんとの“たぬきうどん”となったのでした。

そしてこの事態の一部始終を椎名さんと林さんがそれぞれの立場で文にしていくわけです。
椎名さんはあやしい探検隊の隊長として、そして林さんは料理長として(^^;)実に面白い文章になっておりました。

たぬきのあとは、アンコウと格闘し、さらにモンゴルの大草原に出掛けては、羊をさばくところからの料理に挑戦!

さらに奥多摩で地元の特殊な種類のジャガイモを作るところから、今度はジャガイモ料理に。

たけのこ、油揚げ(揚げるところから豆腐屋さんに作り方を教えてもらい、やってみる)・・などなど、飽くなきチャレンジが敢行されるのでした。

まだ登場する皆さんは若い(太田和彦さんもいた)ので、実に豪快な焚火料理天国となっておりました。

全国のワイルドな皆さんはぜひ一度読んでみていただきたいと思いました。
もう、今現在、こんな人たちは“絶滅危惧種”ですから。

 

2025/06/17

俳句を詠んでみる_0470【 夏の空見て 木の葉パン食べる午後 】

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千葉県の旭から銚子あたりでは誰もが馴染みのある「木の葉パン」を知って詠みました。

【 夏の空見て 木の葉パン食べる午後 】

《背景》季語:夏の空[夏]
素朴な見た目と味と材料、「木の葉パン」は千葉県の旭市あたりでは“いつも家にあるパン”らしいです。
中学時代の先生に飯岡に出掛けた時にお店を教わり、初めて食べ、素朴だけど、そのおいしさにファンになりました。
このあいだ妻が道の駅で見つけて買ってきてくれました。
久しぶりだったけど、やっぱりウマい!

 

2025/06/09

俳句を詠んでみる_0463【 夏浅し つらきこと 浪切(なみきり)の空へ 】

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いつも国道126号線(東金街道)から見て遠くの山腹にある「浪切(なみきり)不動院」が気になっていた。ついに行ってみて一句詠みました。

【 夏浅し つらきこと 浪切(なみきり)の空へ 】

《背景》季語:夏浅し[夏]
山武市成東にある「浪切(なみきり)不動院(長勝寺)」。
行基が難破船の海難除けの祈願を刻み、浪切不動明王を安置した処だそう。
今の私にも心の難破、海難のようなものが存在し、それを山の上にある本堂から空の彼方へ解き放った。

 

 

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2025/06/08

俳句を詠んでみる_0462【 妻とくぐる茅の輪 左へと右へと 】

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“茅の輪くぐり”というものを初めて知ったのは二十年くらい前でした。
神社にお参りして茅の輪が有り、そこで一句詠みました。

【 妻とくぐる茅の輪 左へと右へと 】

《背景》季語:茅の輪[夏]
神社の鳥居の下や、拝殿の前などに夏越の祓(はらえ)で設置されている「茅の輪」。
何度か色々な神社を訪れる度に基本的に左回り、右回り、左回りの3回、8の字を描くようにくぐり抜ける作法を知った。
そして最後に神前に妻と進んで参拝した。

※写真は山武市松尾町にある金刀比羅神社。
かつて、地元出身の力士で横綱にまでなった「初代・小錦八十吉」が信仰したことでも知られています。

 

 

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2025/05/31

俳句を詠んでみる_0454【 夏始 社に銅葺く 槌音 】

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久しぶりに香取神宮へ。本殿・宝物殿は改修中でした。その様子を見て詠みました。

【 夏始 社に銅葺く 槌音 】

《背景》季語:夏始(なつはじめ)[夏]
香取市の「香取神宮」に参拝し、本殿に向かうと改修中で、仮囲いがされていた。
金属を叩く音が聞こえ、見上げると職人が屋根に真新しい銅板を葺(ふ)いていた。
静かな境内に響く槌(つち)音が新鮮で、敬虔な気持ちになった。

 

 

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2025/05/30

俳句を詠んでみる_0453【 緑蔭 奥宮(おくのみや)に光刺す 】

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過去に何度か訪れたことのある「香取神宮」。今回は奥宮にもお参りして来て一句詠みました。

【 緑蔭 奥宮(おくのみや)に光刺す 】

《背景》季語:緑蔭[夏]
香取市にある「香取神宮」に詣でた。
今までも行ったことのない奥宮(おくのみや)にもお参りした。
本宮祭神の荒々しい勇猛な側面である『荒魂(あらみたま)』が祀られている。
ただごとではない気配を感じたが、お参りすると柔らかな雰囲気に変わり、光が刺してきた。

 

 

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2025/05/29

俳句を詠んでみる_0452【新緑の一言(ひとこと)稲荷 名刺溢れ 】

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初めて「ひと言稲荷」を訪れて詠みました。

【新緑の一言(ひとこと)稲荷 名刺溢れ 】

《背景》季語:新緑[夏]
香取市にある多田朝日森稲荷神社にお参りしたところ「一言稲荷神社」が境内に有り、神様への願い事をひと言にして祈願するのだという。
御利益があるのだろう、色々な人が名刺を山のように捧げていた。

 

 

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2025/05/27

俳句を詠んでみる_0450【 自転車漕ぐ二人 夏の遊園地へ 】

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中学生のときに彼女と遊園地目指して自転車に乗ったことを思い出して詠みました。

【 自転車漕ぐ二人 夏の遊園地へ 】

《背景》季語:夏[夏]
中学生の頃、一学年下の彼女と自転車で隣の市の「こどもの国」という大きな遊園地に、夏の休日に行ってみようという計画を立てた。
今思うと、クルマでも40分~50分かかるような距離、しかもアップダウンの激しい道だった。
必死で自転車を漕ぎ、たどり着いたが、なぜだかいい思い出として心に残っている。
巨大迷路で遊んだ記憶が微かにあるのだが・・定かではない。

 

 

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2025/05/26

俳句を詠んでみる_0449【 金運の蛇に 財布擦(なす)る人よ 】

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色々な神社があるが、金運の神社で財布を取り出してする行いがあって・・一句詠みました。

【 金運の蛇に 財布擦(なす)る人よ 】

《背景》季語:蛇[夏]
宮城県岩沼市三色吉字水神にある「金蛇水神社(かなへびすい)神社」に宮城パワースポット巡りで詣でた。
ツアーには「神社ナビゲーター」の先生がついてきてくれて、いくつもある「蛇石」の中から気に入ったものに自分の財布を擦ると金運がつくとのこと。
でも見ていたら多くの人が“全部の石”に財布をゴシゴシと擦っていた。

 

 

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