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2025/07/07

俳句を詠んでみる_0489【 夏の夜 散歩中だと 電話有り 】

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夜に先生から掛かってくる電話で一句詠みました。

【 夏の夜 散歩中だと 電話有り 】

《背景》季語:夏の夜:[夏]
夜の8時半頃になると携帯電話に着信が有る。
中学時代の担任の先生だ。
「おうっ、何してる? 俺は今散歩中だ。 ちょっと待て、今特急が通り過ぎる。うるさくなるぞ。」
線路沿いにある先生の家に向かって帰るところらしい。
だいたい何ということはない話をして終わるのだが、互いに“生存確認”的な感じにもなりつつある。
Jazz の話も、オーディオや人との出会いの話も、そして世の中の出来事もあれこれ話して「それじゃまた」となる。
先生とこんな歳になっても話をしていることになるとは、中学生の時には夢にも思わなかった。

 

2025/05/25

コーヒー店で開かれている絵画展示を見に行きました。

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千葉県旭市琴田にある『まつざわコーヒー』で、私の中学時代の担任で美術の先生だった南隆一先生の絵画が展示されているということで、先生宅に寄って先生と一緒に出掛けました。
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会場となっていた「まつざわコーヒー」は、自家焙煎で、美味しいコーヒーと豆が手に入る旭市の良いお店です。
コーヒーを通してこの地の情報ステーションのような役目も果たしているように感じました。
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集まる人たちが皆、何か面白い話を持ってきて、交流の花が咲いている・・そんなことがお店に入ってすぐにわかりました。
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コーヒーをいただきながら、南先生の作品を鑑賞しました。

相変わらずのアグレッシブさが目立ち、次へ次へとテーマを見つけ、前進する先生の作品に対する取り組み方にはいつも驚きますし、かつての生徒として尊敬します。

 

 

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先生と会う度に、自分はまだまだやれることがある。
もっと頑張っちゃっても大丈夫(^_^)と意を強くするのです。

「旭市琴田 まつざわコーヒー」で検索すれば、すぐに場所も、どんなコーヒー豆があるのかもわかると思いますので、美味しいコーヒーと元気になる絵を見に行ってみてはいかがでしょうか。

 

2025/03/02

「奇縁まんだら/瀬戸内寂聴 文・横尾忠則 画」を読みました。

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『奇縁まんだら/瀬戸内寂聴 著・横尾忠則 画(日本経済新聞出版社)』という本を古本で見つけ、読んでみました。
また、この本では寂聴さんが様々な文豪などと接したときの“奇縁”を書いているのですが、その相手の絵を描いているのは、あの横尾忠則さんです。

瀬戸内さんの臨場感溢れる文も見事ですが、横尾さんの絵は、それぞれの人物ごとに独特の異なる表現をされていて、それもまた見どころになっているという、とても充実した内容の本でした。

とにかく登場する人物が凄い。ほとんどが文豪と言われるような人ですが、岡本太郎さんという今も光り輝く芸術家も登場していて、一人たりとも、一頁たりとも見逃すことのできないものでした。もう話題がぎっしりでした。

川端康成、三島由紀夫、谷崎潤一郎なども登場していますが、あの瀬戸内さんがまだ若手作家だったり、三島さんとの出会いなどは、瀬戸内さんが女学生でファンレターを三島さんに出していた頃に呼ばれて会ったという、「そうなんだ」と驚く事実も書かれていて、最初のペンネームも三島さんから瀬戸内さんはいただいています。

とにかく今や歴史上の人物ともなっている当事者に直接瀬戸内さんは会っているので、あの谷崎潤一郎と佐藤春夫の「妻譲渡」という ^_^; 新聞にも載った事件についても、さらにそこには別の男性が絡んでいたという驚愕の事実まで書かれていました。
ここには書けないけど、あまりの驚きに身体中の力が抜けていくのを感じました。

岡本太郎さんの全盛期(1970年の万博前に模型を使って打合せしているときの様子も書かれていた)から、晩年、亡くなるところまでの関りも深く、まるでそばで見ているような気になる書きぶりに、どんどん引き込まれました。

終盤で出てくる遠藤周作さんの皆を笑わせて、場の空気をやわらげる様子から、瀬戸内さんと二人きりになると「死ぬのが怖い」としみじみと語り出す様子。
自らの宗教的な立場に置かれている状況を静かに語る部分にも心惹かれました。

そして遠藤さんの体調がいよいよ悪くなったときに、対談相手を寂聴さんに選び、対談の場に人に支えながらやって来て、最後の会話をするときの様子、さらにその部屋を出て、人に支えられながら遠ざかっていく姿を見て泣きだす寂聴さん・・私も読んでいて泣いてしまいました。

中学生の頃から大学時代まで、遠藤周作先生の本は、愉快な「ぐうたらシリーズ」から「海と毒薬」などの宗教的な純文学までたくさんの本を読んだ私には、ぐっとくるものがありました。

300頁を超える内容がパンパンに充実したこの本でしたが、続編も有り、実はそれも古本で既に手に入れております。

少し身体を休めてからその続編にも突入できたらと思っています。

 

 

2025/02/24

俳句を詠んでみる_0370【 春隣 先生の名を 発見す 】

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妻が貰ってきた冊子に中一の時に担任していただいた先生が・・。

【 春隣 先生の名を 発見す 】

《背景》季語:春隣[晩冬]
妻が通っている習字の先生からいただいた「千葉文化」という冊子を見ていたら・・。

私の中学一年の時の担任の先生の写真が目に入り、驚いた。

秋葉四郎先生は国語の教師で、当時は知らなかったが、有名な歌人で、多くの歌集を出し、佐藤佐太郎研究資料室の開設や、去年まで斎藤茂吉記念館の館長を務められ、今も千葉市短歌協会会長を務められていると書かれていました。

現在87歳。
私が中一のある日の放課後、私ともう二人の女生徒を呼び、それぞれに三冊の本を渡され、「君達にはこれを読んで欲しい」とおっしゃられた。

私には「次郎物語」「友情」「あしながおじさん」を手渡してくださった。
夢中で読み、今や年間150冊の読書をする本好きになった。

こうなることを思っていたのだろうか。
先生、ほんとうにありがとうございました。

 

2025/02/02

「失礼な一言/石原壮一郎」を読みました。

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『失礼な一言/石原壮一郎著(新潮新書)』を古本で読みました。
2023年発行なので、古本と言っても近年のものです。

著者、石原壮一郎氏はコラムニストで、「大人養成講座」「大人力検定」「大人の言葉の選び方」などの著書があります。

読んでみると、けっこう“やらかし”がちな例がたくさん示されていました。
ペットを亡くした人にかける言葉なども、ついつい言ってしまいそうなことが例示されていて、思わず言ってしまう人がいるだろうという感じでした。

私も役所の窓口で飼い犬の登録に来た人に、窓口の担当者が「犬の登録ですね」と言って、「失礼なっ!ウチの〇〇ちゃんを“犬扱い”しないでください」と怒っている人を見たことがあります。
窓口の担当者は茫然としておりましたが、うしろから係長さんが出てきて「申し訳ありません・・ワンちゃんの登録ですね」と、その場を納めようとしている現場に遭遇したことがあります。
・・難しいよねぇ、犬を犬と言ってはいけないんだものねぇ・・。

とにかく実用的な例示がたくさん載っていました。

「おごる」ときと、「おごられる」ときに言ってはいけないこと。

その人の年齢を知った時の多種多様な“地雷”。

独身者に対して結婚について質問するやつ。

人様の「好き」を否定する人。

冠婚葬祭での“やらかしがち”な落とし穴の数々。

などなど、私自身がやらかしていないか、ドキドキしながら読みました。

カミングアウトされたときの対応、というのもありました。

私も長年、公私ともに遊んだり、仕事でいろいろな付き合いのあった後輩から、実はとLGBTQのGであるとカミングアウトを受けたことがありました。

意外となんとも思わず、ああそうなんだ、と思っただけでした。
そのとき既にカミングアウトを受けていた本人の仲良しの何人かがその場にいて、皆とても自然にしていて、その後もまったく以前と変わりなく付き合うことができました。
本人も年上の人間には私だけにカミングアウトしたのだが、良かったと言っていました。

でも、カミングアウトする人を間違うと、“アウティング”されてしまって大変なことになりかねません。

対応力が試される世の中になったものだと実感した本でした。

特に最近は、たった一言が大変な事態を招いている実例が毎日のようにあって、心休まることのない会社の上層部の人はたくさんいるでしょう。

自分は大丈夫だ、などと慢心せずに、常に相手のことを慮って、対応、言葉遣いに気を付けようと思いました。

 

2025/01/09

俳句を詠んでみる_0327【 先生からの賀状 巳(へび)の画(え) ハッピー 】

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中学時代の先生から年賀状をいただいて詠みました。

【 先生からの賀状 巳(へび)の画(え) ハッピー 】

《背景》季語:賀状[新年]
中学時代の担任の先生から年賀状が届いた。
美術の先生だったので、もちろん絵つき。
カラフルな帽子を被った愉快に舌を出すハッピーな蛇だった。
今年は“にょろにょろ”とマイペースの年にするって!

 

2024/12/30

俳句を詠んでみる_0318【 冬の海辺に 灯籠 師戯れる 】

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中学時代の先生と海辺を歩いたときに詠んだ。

【 冬の海辺に 灯籠 師戯れる 】

《背景》季語:冬[冬]
中学時代の担任の先生と、先生が住む旭の海辺を歩いた。
浜辺に石灯籠を見つけると、先生、色々なポーズを取って写真を撮ってくれと子供のよう。
あわてて灯籠越しに撮った写真は二枚とも“ピンボケ”だった。

 

 

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2024/12/29

俳句を詠んでみる_0317【 年の瀬 飯岡の港 船静か 】

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旭市の飯岡漁港に、中学時代の先生に連れて行ってもらい、一句詠みました。

【 年の瀬 飯岡の港 船静か 】

《背景》季語:年の瀬[冬]
旭市に住む中学時代の先生が案内してくれた飯岡の漁港と浜辺。
年の瀬に漁船が静かに停泊している様子を詠んだ。

 

 

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2024/12/27

俳句を詠んでみる_0315【 風の色ホテル 冬の海風吹く 】

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飯岡の灯台近くに出来た美術館・ホテル併設の「風の色美術館・ホテル」を訪ねて詠みました。

【 風の色ホテル 冬の海風吹く 】

《背景》季語:冬の海[冬]
今年、10月に韓国出身の芸術家が旭市飯岡の刑部岬の高台にオープンさせた「風の色美術館」は、ホテル棟も併設された新しいミュージアム。
私の中学時代の美術の先生の作品も展示されているとのことで、うっかり休日に伺ってしまったが、中を見せていただき、テラスから海を臨む景色を見ることが出来た。
冬の海風が心地よかった。

 

 

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2024/12/25

俳句を詠んでみる_0313≪Jazz俳句≫【 部屋冷たし エルビンのスネア響く 】

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中学時代の担任の先生のご自宅を訪ね、オーディオのある部屋に入れてもらい一句詠みました。

【 部屋冷たし エルビンのスネア響く 】

《背景》季語:冷たし[冬]
12月も押し詰まって、中学時代の先生のお宅にお邪魔した。
先生、奥さんとお茶を飲み、その後、先生のオーディオのある部屋に入った。
冷えていた部屋の DENON のアンプのノブも冷たそうだったが、灯を入れ、先生の好きなエルビン・ジョーンズのアルバムを掛けた。
“パンパン”にヘッドを張ったエルビンのスネア・ドラムの音が、冷たかった床ごと鳴り響いた。

 

 

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