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わたしのいきつけ

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2026/03/07

「その癖、嫌われます/竹内一郎」を読みました。

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『その癖、嫌われます/竹内一郎著(幻冬舎新書)』を古本で見つけて読んでみました。
著者、竹内一郎氏は演出家、劇作家、漫画原作者、大学教授でもあります。
この本自体は2012年に第一刷発行されたものです。

嫌われる“癖”っていうと、まず思い当たるのは「貧乏ゆすり」でしょうか。
この本にも書かれていましたが、イライラするんでしょうね、かつての私の上司にも貧乏ゆすりグセのある人がいて、私が話し出すともの凄い勢いで貧乏ゆすりが始まりました。

丁寧に説明しても、聞いている時間が無駄だと思うのでしょう、端っから聞く気なんてないのです。自分の思い通りならなきゃ気が済まない人でした。

上記のようなことで私が気になっていたクセについてもいくつか書かれていたので、それを挙げてみて、この本の感想にしたいと思います。

「ペンまわし」って、普通の人は見ていて“カッコいい”と思っていて、なんか気に障ると感じていたのは自分だけかと思っていましたが気になる人は意外と多いようです。

人が話しているのに、ペンをくるくる回していて、会話のリズムが崩れます。
目がそっちに行ってしまい、実にイヤなものだと私は感じていました。

きっと最初は練習したのでしょう、華麗にペンを回せるようになったら人前でやりたくなるのだと思います。
でも、そのクセのある人・・やめた方がいいと思います。一人のときに思う存分やった方がいい。

それと少し関連があるかと思いますが、ドラムを叩くときにくるくるとスティックを回すドラマーがよくいますが、私は不誠実な感じがしてイヤだったのです。初めて言いました。
私もドラムを叩きますが、ホントいうと、とてもイヤ!

パソコンのキーボードを叩く音がうるさい人も無用に音がデカいと思っていましたが、この本にも書かれていました。
特に「エンターキー」を打つときの“スタ~ンッ”てのが、本人には快感かと思いますが、こちらは不快感です。
そもそも本当に速く打てる人は空中にほとんど指が浮かずに滑るようにタイプするので音なんかそんなにしないのです。

この本には、なぜ人にはクセというものがあり、それは直すことによって実際に生きていくこと、仕事をしていく上で良い結果を生むということが書かれていましたが、それはこの本を読んでみて納得してくださいね(^_^;)以上が感想です。

 

2026/01/11

「嵐の中の生きがい/城山三郎」を読みました。

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『嵐の中の生きがい/城山三郎著(角川春樹事務所・ランティエ叢書)』を古本で見つけ、読みました。
2001年第一刷発行となっていました。

今まで城山さんの本は数多く読んできましたが、この本は城山さんが出会った人、あるいは城山さんが知る歴史上の人物について城山さんの視点から見た人物像と、城山さんの心に深く残った言動について書かれていました。

城山さん自身が自らに厳しい生き方をされた方だけあって、取り上げている人達も自らを律した生き方を最後までされていた方々ばかりでした。

戦後、宮田自転車に就職し、取締役兼技術部長を最後に退職した高島信治氏のことが書かれていましたが、これまでの経験や技術をフルに役立てたいと様々な国に出て指導助言を行うことをほとんど給与とは言えない額のものを受け取り、安い家賃の最低限の住居に住み、残りの人生を捧げるように生きていました。

読んでいるだけで体が震えるようでした。

世の中にはこういう立派な人がいるのだ・・しみじみとして読んでいると、次から次へとそんな人達との出会いが紹介されていました。
城山さんはそんな人を追いかけて取材し、やがて小説にまとめあげています。

だから城山さんの作品を読むときには、“襟を正して”読むことになるのです。
すでに何冊かの小説を見つけてきているので、また読みましたら、ご紹介したいと思います。

 

2025/11/27

映画「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」を見て来ました。

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映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式/2025年 日本 監督:中西健二 脚本:まなべゆきこ 出演:豆原一成、市毛良枝、長塚京三、酒井美紀、八木莉可子』を見て来ました。

タイトル上の“コーヒー”と“しあわせの数式”という言葉が気になり、出かけてみたのです。

主人公の若者(豆原一成)はコーヒーが好きで、その魅力に惹かれている大学生。
その祖父(長塚京三)が亡くなり、書斎には謎の数式が書き残されている。
残された祖母(市毛良枝)は夫が内緒で申し込んであった大学の聴講講座に行ってみる決心をした、そんな状況から始まりました。

主人公の彼女(八木莉可子)もやさしい心をもって主人公にも、その祖母にも接していく。

コーヒーが取り持つ人と人の“あたたか”な繋がり、主人公の実母(酒井美紀)と祖母の過去の行き違いからの齟齬など人間模様を絡めた、しみじみとするやさしく、温かみを感じる映画でした。

祖父の残した数式の謎が解けて、皆で富士山五合目まで行ってみると、そこには素敵な回答が残されていて、いい話だなあと涙してしまいました。

こんな日々の営み、毎日の生活の中に少しキラッと光るうれしいこと、小さな発見が描かれた映画でした。

何度もこのブログに書いてきましたが、私は映画に暴力、破壊、恨みつらみ、復讐
、過剰なエンターテインメントなどを求めておりませんので、この映画は私の心に強く訴えかけてくるものがあり、素晴らしい映画でした。

昨今の殺伐としたSNSを含めた状況を思い、こういう映画が無くならないことを祈る気持ちでいっぱいです。

 

 

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2025/11/20

俳句を詠んでみる_0621【 始末するスーツを選ぶ 暮の秋 】

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しまいっ放しになっていたスーツを処分することにして一句詠みました。

【 始末するスーツを選ぶ 暮の秋 】

《背景》季語:暮の秋[秋]
妻から声を掛けられ、病に倒れ、仕事を辞し、時は経ち、「古いスーツを始末しては」ということになった。
古いものはクリーニングから帰ったままになっていたが、どのスーツを見てもその時の職場と仕事が鮮やかに蘇ってくるのに驚いた。
まさに仕事着、戦闘服だったのだ。
その大量にも驚き、車に乗せて翌日のごみ集積場に持って行くことにした。

 

2025/11/12

俳句を詠んでみる_0613【 帰宅し 芋掘り 洗い 皮剥く妻 】

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里芋が下ごしらえされるまでの様子をスピーディーに詠みました。

【 帰宅し 芋掘り 洗い 皮剥く妻 】

《背景》季語:芋[秋]
自分の育てた里芋が気になる妻。
帰宅し、クルマを降りると真っ先に里芋のもとに・・。
さっと掘り、流しで洗い、皮も剥き、「さてお茶にしましょうか」と素早い下ごしらえから休憩へ。

 

 

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2025/11/09

俳句を詠んでみる_0610【 初めてのフグと あの時の同僚 】

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大人になったってフグなんてなかなか食べる機会はない。フグで思い出したことで一句詠みました。

【 初めてのフグと あの時の同僚 】

《背景》季語:フグ[冬]
テレビでフグの収穫の様子を見た。
初めてフグを食べたのは社会人になってからだった。
一緒に耐震関係の仕事をした建築部門の人達から忘年会のお招きを受け、やっとこの人達から少しばかり認められたのだと感じ、フグのおいしさは人の温かさと重なってよりいっそうのものだった。

 

2025/10/09

俳句を詠んでみる_0579【 秋の昼 あの仕事した シャツ始末 】

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仕事を離れてからそのままになっていたシャツ類を始末して一句詠みました。

【 秋の昼 あの仕事した シャツ始末 】

《背景》季語:秋の昼[秋]
病に倒れ、仕事を離れ、あれから数年、妻から声が掛かり、ワイシャツがたくさん下がったままになっているので、いらない分を処分しようということになり、数十枚のシャツを袋に詰めた。
「これはどうする?」と聞かれるたびに「ああ、そのシャツはあの仕事をした時、このシャツはあそこで仕事をしていた時のもの」と、記憶が鮮明に蘇った。
「“戦闘服”みたいなものだ」と、そっと言うと、妻は静かに頷いた。

 

2025/09/30

先生、あらためてすごい。

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インスタグラム、Facebook等で何度かご紹介している、現在、千葉市中央区汐見丘16-13「街角ギャラリーどち」で開催されている『マレビトアソビ展』。
流木や、シーグラスなどを利用した造形、絵画などが面白く展示され、ワークショップとして、それら流木、シーグラスに訪れた人たちが絵を描くこともできるという楽しい企画です。

そこには私の中学時代の美術の先生で担任だった南先生の作品も多数展示されています。
私も出かけてその様子はインスタグラムに載せたり、先生の姿を見て俳句を詠んだりもしました。

 

 

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9月26日(金)から始まり、本日9月30日(火)が最終日です。午後5時までです。
気になる方はぜひお出かけください。
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昨日までの4日間、先生は旭市から千葉市までギャラリーに通われ、ギャラリーのインスタを見ていると連日の大盛況、とてもうれしい半面、先生は喜寿を越え、一般的には高齢者です。
昨日、夜に心配になって先生に電話してみました。

疲れていませんか、という私の心配は“取り越し苦労”でした。
先生は、元気!
「心配はありがたいが、俺は人がたくさん集まれば集まるほどその人達からエネルギーをもらってどんどん元気になるんだ」・・という力強い言葉にうれしくなり、そして涙が出そうになりました。
すごい人だなあ、自分はこの人に中学生の頃色々教わっていたんだなと、あらためて感謝しました。

 

 

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先生は、今年の始め頃に、突然の「網膜剥離」で失明の危機もありました。
大きな手術をされ、私は妻と眼病に御利益のある富津市の神社から「目」のお守りをいただき、先生宅に届けたりして気が気じゃありませんでしたが、見事に復活されました。
そのときも先生は弱気にならず、「いつかこの手術後に眼の裏側に拡がっている世界を描いてみたい」などとおっしゃっていて、・・私のような凡人には到達できない境地だと思ったりもしました。
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今日が最終日、先生はまったくの自然体で今日もギャラリーにいることでしょう。
私には到底無理ですが、少しは先生を見習いたいと思います。

2025/09/29

俳句を詠んでみる_0570【 秋色(しゅうしょく) 師は喜寿を越え なお炸裂 】

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私の中学時代の担任で美術の先生、ますますパワー炸裂状態であるのを見て一句。

【 秋色(しゅうしょく) 師は喜寿を越え なお炸裂 】

《背景》季語:秋色[秋]
私の中学時代の担任で美術の先生は既に喜寿を越え、今年のはじめの頃には「網膜剥離」になり、失明の危機もあった。
普通の人間だったら「もう駄目だ」あるいは「俺も潮時か」と弱気になるところだが、この秋にはギャラリーで二人のお仲間と展覧会を開催し、連日の盛況!
先生は堂々の作品を出展し、会場では皆と語らい、八十歳を前にまさに炸裂している。
すごい人だと何度目かの驚きを覚えた。

 

 

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2025/09/07

「わたしの失敗Ⅲ/産経新聞文化部編著」を読みました。

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『わたしの失敗Ⅲ/産経新聞文化部編著(産経新聞社の本)』というものを古本で見つけ、読みました。
第3弾と謳われているので、当時(2008年刊)はかなり好評な企画だったようですが、私は存じ上げておりませんでした。
なので、新鮮な気持ちで読むことができました。

表紙にも書かれていますが、そうそうたる顔ぶれの方々の「失敗談」を含めたエピソードが語られていました。

登場する方々それぞれに担当者が異なってまとめられているので、けっこう“テイスト”が個々に異なっていました。
本格的な失敗談もあれば、結局“自慢話”的な展開もあり、いろいろでした。

漫画家・ちばてつやさんは、私も子供の頃から作品をよく読んでいたので、とても興味深く読みました。
あしたのジョーでは、主人公のジョーが少年院で力石と出会い、闘うのですが、それがプロになって闘うと原作者から聞かされた展開に驚き・・二人の体格がまったく異なるのに闘うことはない・・と困ったことが失敗談として書かれていました。

それに辻褄を合わせるために力石は命を削って減量するという物語になり、多くの人が知っている結末を迎えるわけです。
力石の葬儀が現実世界で行われるということに、ちば先生は予想外の驚きをもっておられたことを知りました。

荒俣宏さんの想像を絶する“奇人”ぶりにも驚きましたし、小林亜星さんの“無頼”な感じも今にない人の生き方だと驚きました、意外でした。

また、笹野高史さん、伊武雅刀さん、津川雅彦さん、滝田栄さん、柄本明さんら役者の方々の、今の人には理解できないようなそれぞれの突破力にも驚きました。

また古い本でもあるので、すでに亡くなられている人も何人もいらっしゃいました。
その人達についても、「ああ、そうだったのか、そんなことがあったのか」と知ることが多く、人にはいろいろな人生があり、人知れずたいへんな思いをされていたのだと、しみじみしました。

また、笑福亭鶴瓶さん、桂小金治さんなどは師匠に恵まれ、結果的にとても良い方向に向かわれたのだ、と初めて知って、人ごとながら、よかったよかったと思うことになりました。

個々のエピソードにかなり密度の差があり、スイスイとは読めませんでしたが、良い本でした。

 

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