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2025/10/26

俳句を詠んでみる_0595【 秋寒に あの駅で降り あの店へ 】

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今頃の季節を感じると思い出す光景で一句詠みました。

【 秋寒に あの駅で降り あの店へ 】

《背景》季語:秋寒[秋]

お酒が恋しい季節になると、あの駅で降り、あの人と待ち合わせ、あの店へと歩いたことを思い出す。
それは映画のフィルムの様に頭の中に描かれ、動き出す。

 

 

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2025/10/19

俳句を詠んでみる_0588【 運命が 育ててくれた 秋の空 】

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秋の空を見ていて、今までの運命的な出来事が自分を形成してくれたのだ、などと思い一句詠みました。

【 運命が 育ててくれた 秋の空 】

《背景》季語:秋の空[秋]
生きてきて、生き抜いてきて、今、自分が何とか一人の人間としてあるのは、様々な仕事、出会い、つらいこと、悲しかったこと、喜び、病などの運命が育ててくれたからではないのかと思うようになった。

 

2025/10/14

俳句を詠んでみる_0584【 八雲旧居 座敷に入り 秋気澄む 】

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朝ドラを見ていて一昨年の出雲・松江の旅を思い出して詠みました。

【 八雲旧居 座敷に入り 秋気澄む 】

《背景》季語:秋気澄む[秋]
一昨年、妻と松江の小泉八雲旧居を訪ねた。
NHK朝の連続テレビ小説「ばけばけ」が始まり、懐かしい風景も見えたりして、その日の旧居内の雰囲気が蘇ってきた。
八雲と妻のセツさんが生活していた澄んだ空気がそこにあるように感じられた。

 

 

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2025/09/23

俳句を詠んでみる_0565【 秋の日 先生来て 心遊ばす 】

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中学時代の担任の先生が我が家にやって来て、話に花が咲いた。意外な先生の心の“襞”まで覗き見えて一句。

【 秋の日 先生来て 心遊ばす 】

《背景》季語:秋の日[秋]
中学時代の担任の先生が用事で私の住む市までやって来ると連絡が有り、用事をすまされた後、駅まで迎えに行き、我が家に来てもらった。
お茶を飲みながら、途中から妻も交えて先生の小さい頃から今までの面白い話や、夢を見る話、健康、悩み、その時々の心模様など、溢れるように話をした。
心遊ぶようなひと時だった。

 

2025/08/30

「人情屋横丁/山本一力」を読みました。

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『人情屋横丁/山本一力著(ハルキ文庫)』を読みました。
雑誌等に掲載された山本一力さんの2004~2008年の様々な文をまとめ、2008年に単行本、2011年に文庫化されたものです。

1948年生まれの山本さんの幼い頃から学生時代、さらに就職してからの懐かしい味や、場所、花見やお祭りなどの経験、同級生や家族との思い出、新聞配達をしながらの中3~高3までの苦労話など、時代的には私の先輩ですが、それでも私の記憶にも残っているような世間・社会の懐かしい様子や人々の人情までが“ジンジン”と伝わりました。

初めてのチキンラーメンは、母子家庭となり夜遅く帰ってきた母親に起こされて「珍しいものを貰って来たよ」と“眠気まなこ”で食べた幼い頃だった・・なんて、時代が時代なだけに、泣けてきました。
あの頃は何もかも珍しかった時代だったかも。

生活苦の中、中学生ながら住み込みで朝夕の新聞配達をしていた時に、配達先のお手伝いさんが声をかけてくれて、「今の苦労は大人になったらきっと役立つから」と菓子、飲物、果物などを早朝にくれたり、一番の思い出は「うめっからこれ食いな」と皿にのせられていたのは生まれて初めて食べた“きのう届いたアワビ”の煮アワビで、あの朝の美味さが忘れられず、大人になってからも寿司屋で好んで注文するのだという話。
でも、あの配達先で早朝食べた味には届かない・・って、もう読んでいてまた涙が出てしまいました。

こんないい話、懐かしい話が満載でした。

自分のことのように懐かしんで読み、ちょっと涙ぐみ、これからも人に、境遇に感謝しながら生きていこうと思いました。

 

2025/08/26

刑事コロンボの再放送を見ていて気づいたこと

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このあいだ、妻が「刑事コロンボ」の再放送を見ていたので、途中から私も一緒に見てみました。
今回の悪役は、重厚な演技でなかなかの“ワル”ぶりが凄い人だと思い、番組を見終えてから調べてみると「ジャック・キャシディ」という名でした。
しかも、コロンボには三回も犯人役で出演したことがあるとのこと。
名優なんですね。

そして、“キャシディ”って珍しい感じの名字だけど、昔「デヴィッド・キャシディ」という男性のアイドル歌手がいたことを思い出し、デヴィッド・キャシディについても調べてみると、1970年代にアイドルとしてアメリカで活躍していて、「パートリッジ・ファミリー」という家族バンドが旅をしながらコンサートをしていくテレビ番組が人気で、私もよく見ていたことを思い出しました。

 

 

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で、このデヴィッド・キャシディは、ジャック・キャシディの息子だということがわかりました。びっくり!!です。

そして悲しいことに、デヴィッド・キャシディは、2017年に67歳の若さで亡くなっていました。

もうひとつ驚いたことは、先に書いた「パートリッジ・ファミリー」という家族バンドのツアー・コンサート中に起こる出来事を楽しく描いた番組では、バンドを構成するファミリーは“疑似家族”で、実際の家族では無かったのですが、お母さん役のシャーリー・ジョーンズは、デヴィッド・キャシディの実の父親の後妻であり、デヴィッドにとっては、義母だったと書かれていました。

なんとも不思議な感じですが、デヴィッドは実の母親ではなく、義母と親子役で出演していたのです。

とても健康的で、明るく、“良きアメリカ”を表現していたような番組でしたが、そんな事情もあったのだと感慨深い思いをしました。

番組中では、必ずパートリッジ・ファミリーの演奏が行われましたが、素敵なアメリカン・サウンドの良い曲、良い演奏でした。

たまたま「刑事コロンボ」を見ていて知ることになったデヴィッド・キャシディのその後などですが、昔はアメリカの面白い番組(もうれつギリガン、じゃじゃ馬億万長者、名犬ラッシー、かわいい魔女ジニー、奥さまは魔女、バイオニック・ジェミー、チャーリーズエンジェルなどなど・・)がテレビでよく放送されていたな、と思い出しました。

 

 

2025/08/21

俳句を詠んでみる_0532【 軽井沢のジョン・レノン と モカソフト 】

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ジョン・レノンが家族で軽井沢に来ていた頃の様子をテレビで見て一句詠みました。

【 軽井沢のジョン・レノン と モカソフト 】

《背景》季語:ソフトクリーム[夏]
NHK、Eテレの「グレーテルのかまど」という番組で、ジョン・レノンが妻・ヨーコ、幼い息子ショーンと共に軽井沢の夏を過ごしていた頃を題材にしていた。
自転車にショーンを乗せてやってきては、ミカドコーヒーで、モカソフトを食べるシーンが再現された。
ショーンに舐めさせ、自分も一口、いい時間だったにちがいない。

 

 

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2025/08/20

俳句を詠んでみる_0531【 輪の外に また輪ができる 盆踊 】

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仕事で盆踊に出かけることが多かったときに感じたことを詠みました。

【 輪の外に また輪ができる 盆踊 】

《背景》季語:盆踊[秋]
仕事で地域の盆踊会場を“エラい人”と共に一晩に何ヶ所も訪ねていたことがあった。
どこの会場でも、櫓(やぐら)の周りの輪は本気で踊っている人達。
そしてその輪の外には、少しだけ踊ったり、何か出店で買ったものを口にしながら見物している人達、走り回る子供など、ちょっと曖昧な輪ができる。
それを詠んでみた。

 

2025/07/20

「私があなたに惚れたのは/久世光彦」を読みました。

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『私があなたに惚れたのは/久世光彦著(主婦の友社)』を古本で見つけて読んでみました。
2002年第一刷発行となっていました。

著者の久世光彦さんは、「七人の孫」「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー一族」など、かつて一時代を築いたようなテレビドラマ作品をプロデュース・演出をされています。
そして作家活動もされているわけですが、この本は久世さんが今まで出会った作家や芸能人などに対し「私があなたに惚れたのは・・こんなことから」というふうに書かれていました。

ただ内容の多くは、亡くなられた向田邦子さんとの思い出が大半を占めていました。

向田さんについては、久世さん他、向田さんの妹の和子さんも生前のことを色々書かれていて、今までも色々な本を読む中で遠い昔のことだという印象がありましたが、向田さんが和子さんに出させた「ままや」というお店(※「ままや」の話はこの本で何度も出てくる)が、かつて私が東京勤務していた頃の職場から歩いて行けるような場所にあったこと、さらに向田さんが原稿を執筆したり、当時の彼に手紙を書いていた場所が私の勤務していた都市センターホテルであったことも知りました。

つまりよく知っている所で今まで本の中でのみ繰り広げられていた世界が動いていたのだとわかって、なぜか臨場感が急に迫ってきたような気がしました。

そして、久世さん、向田さんの思い出話の中に、私が日頃よく読んでいる作家、気になる作詞家、芸能人(女優)の人達も登場していました。

山口瞳さん、いしだあゆみさん、阿久悠さん、山本夏彦さん、伊集院静さん、浅田美代子さん、松居直美さん、夏目雅子さん、阿木燿子さん、田中好子さん、沢田研二さん、桃井かおりさん、田中裕子さん、堺正章さんなど多彩な方々でした。

昭和の人達の考え方、生活の過ごし方、何気ない行為や、食べ物、慣習、その他私も気になる「昭和の大事なもの」がうまく描かれていて、自分自身の過去に対する整理が少し出来たような気がしました。

力作かつ、内容の濃い、読み応えのある本でした。

 

2025/07/19

俳句を詠んでみる_0501【 ナイターの空に 歓声と白球と 】

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長男からナイター観戦誘いのLINEがあり、その長男が小学生の時以来、二人で久しぶりのナイター観戦となった。

【 ナイターの空に 歓声と白球と 】

《背景》季語:ナイター[夏]
ZOZO(千葉)マリンスタジアム、ドーム球場でない、空の見える野球場でのナイター観戦。
深い紺色の空に歓声が上がり、白球が飛んで浮かび上がる様子を詠んだ。

 

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