『うんちの行方/神舘和典・西川清史共著(新潮新書)』を古本で見つけ、読んでみました。
2021年初版発行となっていました。
内容は、タイトルどおり私たち人類が排出した“うんち”がいったいその先どうなってきたのか、現在もさることながら、歴史的に遡ってどういう道程を辿ってきたのか、外国の事情はどうなのか、などを調査し、未来を考えたものになっていました。
なんとなく知っていた江戸時代には一日200トンのそれを買い取る商売が成立していて、だから江戸の町は人口が百万単位であったにもかかわらず、清潔で衛生状態がとても良かったということ。
それを知った外国からの来訪者が驚き、そのときの日本を参考にしようとしたなどということも、あらためて認識したのでした。
そして現在の日本での下水処理の状況についても詳しく書かれていました。
つまり、普段トイレで流してしまってからは、ほとんど意識していなかった“うんち”というものは、世界的に見ればトイレの無い生活をしている人があまりにも多い状況という重大な問題を抱えているのだということもわかったのでした。
過去の鉄道でのトイレの処理や、以前の富士山でのトイレの処理などもあまりにも酷かったことが書かれていたし、かつての過酷な汚水処理場の職員の状況なども書かれていましたが、大問題が常に存在していて、人類全体の問題でもあると理解しました。
歴史的な処理状況を丁寧に調べてまとめあげられたこの本、いろいろ考えさせられました。
冷やかに感じる空に浮かんだ雲を見て、世の中の不穏を詠みました。
【 冷やか 雲に映る 世の斑(はだれ) 】
《背景》季語:冷やか[秋]
長く暑かった夏もようやく峠を越したようで、秋の冷やかさを感じます。
でも、空を見上げると、暗雲が世の動きのように斑模様を見せています。
同じ人間なのに、作る必要の無い仮想敵を作り、人種や民族、性別、その他人が元々そうであるものを否定して平気で差別する。
挙句に武器を持て、軍隊を作れ、よその国ではそうして拡大した武器を使い、軍隊が殺戮を繰り返し、地獄絵図です。
あなたが差別されている側、殺されている側の人として生まれていたのなら、何を思いますか、と聞いてみたい。
世の斑は止むことを知りません。
『安心感/加藤諦三著(PHP文庫)』を古本で見つけ、読みました。
1982年に大和書房から刊行されたものを、1994年に単行本化したものでした。
時代は古いが「自己不安」を抱える人という問題は今もなお一向に減らずに存在しているという気がして手に取ったわけです。
著者の加藤諦三先生については、ラジオ・ニッポン放送の「テレフォン人生相談」で昔から私にはお馴染みです。
1938年生まれの加藤先生は、今でも“矍鑠(かくしゃく)”とされていますが、この本の時代ではまさに全盛期だと思われます。
永遠のテーマに挑まれていて、しかも内容は“本気も本気”モードで書かれていて、読むのには体力が必要でした。
難しくて内容を読み切れたかというと、私の読解力ではまだまだ読み切れなかったわけですが、不安というものは「受け身の人間」が傷つきやすいという心理が発端である・・というふうに読み取りました。
甘えから出てくる要求 → 他人からどう扱われるか → 甘えた人間は傷つきやすい → 甘えと受け身的依存心 → 劣等感を持つ人間は他人の評価を気にする・・・という流れになってくる。
これは今の時代も変っていないんじゃないかと思いました。
そんな内容の中、気になった部分は・・
「自分が加害者であるという立場にもかかわらず、被害者意識に立ってものをいうということは非常に楽である。 自分は加害者でありながらも、被害者的立場を意識的にとることは、気持ちの上では楽なことである。 “悪いのは、自分ではなくて、あの人である”“自分はこれだけ誠意を持ってやったのに、あの人は自分を裏切った”その他諸々、われわれにとって、被害者意識に立ってものをいうことは楽なのである。」
というところでした。
昨今の選挙活動で、SNSで、選挙で選ばれたあとに色々なことが発覚してしまった人の行動で、たぁくさんそんな人をお見かけしました。
1980年代から40年以上も経て、問題はより顕在化し、雪だるまのように膨れているような気がしました。
この本を読んで、解決方法のヒントにはなるけれども、問題はよりモンスター化しているので、またまた新たな分析、解析が必要な世の中の状況なのだな・・と思ったのでした。
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