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2025/07/14

俳句を詠んでみる_0496【 夕虹 束の間 上げた手に雨粒 】

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つかの間の虹を見て詠みました。

【 夕虹 束の間 上げた手に雨粒 】

《背景》季語:夕虹[夏]
夕方になって玄関から外に出てみたら、虹が出ていた。
妻に声をかけ「あそこだよ」と手を上げたら、手のひらに雨粒が。

 

2025/07/13

俳句を詠んでみる_0495【 緑蔭の 石段登り 二宮へ 】

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涼しい日があったので、船橋市の神社まで足を延ばし、お参りしてきました。

【 緑蔭の 石段登り 二宮へ 】

《背景》季語:緑蔭[夏]
猛暑がひと休みしている隙に船橋市三山にある「二宮神社」に妻と初めてお参りした。
正面の鳥居から入ると、いきなり谷を降りて川を渡る樹々に囲まれた緑蔭の参道を歩くことになる。
さらに今度は石段を登ると、光が差してきて神々しい二宮の境内へ。
劇的な動線の“妙”に唸った。

 

 

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2025/07/12

俳句を詠んでみる_0494【 夏の夕 冷えた麦酒に キーマカレー 】

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文字通りのビールとキーマカレーの取り合わせについて詠んでみました。

【 夏の夕 冷えた麦酒に キーマカレー 】

《背景》季語:夏の夕、麦酒[夏]
※季語が重なってしまいましたが、“ダメ押し”ということで。

今夕は家族が食卓に揃う。
妻がキーマカレーをつくり始めた。
そうだ、冷蔵庫にはビールがあったはず。
皆で「お疲れ様」の乾杯をしてカレーを食べ始める。

 

2025/07/11

俳句を詠んでみる_0493【 草取 草刈 夫婦阿呍之息(あうんのいき) 】

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夫婦のコンビネーションで草取りする様子を詠みました。

【 草取 草刈 夫婦阿呍之息(あうんのいき) 】

《背景》季語:草取、草刈[夏]
7月に入ると、雑草の伸びは勢いを増し、草取も頻繁になる。
花壇まわりは妻が小さな鎌などで手作業の草取り、大きく伸びてしまった草は私が草刈機で刈っていく。
 夫婦阿呍の呼吸だ。

 

 

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2025/07/10

俳句を詠んでみる_0492【 お元気で 夏の雲間に 浮かぶ顔 】

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夏の青空、そこに浮かぶ雲を見ていたら色々な人の顔が・・という句を詠みました。

【 お元気で 夏の雲間に 浮かぶ顔 】

《背景》季語:夏の雲[夏]
この歳になると、懐かしい人、親しくさせてもらったけどもう何年も会っていない人、また会いたいと思っているのに会えないままの人がいる。
そんな人達の顔が夏の空を見ていると、雲と雲の間に浮かんでくる。
思わず「お元気で」と声に出してしまう。

 

2025/07/09

俳句を詠んでみる_0491【 俳句知り 子供になった 夏の空 】

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この歳になって“一から始めた”俳句について詠みました。

【 俳句知り 子供になった 夏の空 】

《背景》季語:夏の空[夏]
一旦、退職して再任用となった矢先、職場・家で五度倒れ、二度の入院をし、仕事は諦めた。
人生のロケット、二段目は墜落した。
その後は療養につとめ、何とか頑張ってきたが、空洞のようなものを埋め切れずにいた。
たまたま、妻が誘ってくれた「夏井いつき」先生の“句会ライブ”に参加し、優勝したことで俳句と出会い、生まれて初めて句を詠むようになった。
まっさらの状態、子供からの出発のようだった。
今、俳句を知り、ありがとうと声を大きくして言いたい。

 

2025/07/08

俳句を詠んでみる_0490【 冷素麺の夕飯は 色が付き 】

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夕飯の素麺には色々付いていた、という句です。

【 冷素麺の夕飯は 色が付き 】

《背景》季語:冷素麺[夏]
「夕食は素麺にする」と妻が言った。
そうか・・素麺か・・と思っていたら、けっこう色が付いてにぎやかになって出てきた。

 

2025/07/07

俳句を詠んでみる_0489【 夏の夜 散歩中だと 電話有り 】

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夜に先生から掛かってくる電話で一句詠みました。

【 夏の夜 散歩中だと 電話有り 】

《背景》季語:夏の夜:[夏]
夜の8時半頃になると携帯電話に着信が有る。
中学時代の担任の先生だ。
「おうっ、何してる? 俺は今散歩中だ。 ちょっと待て、今特急が通り過ぎる。うるさくなるぞ。」
線路沿いにある先生の家に向かって帰るところらしい。
だいたい何ということはない話をして終わるのだが、互いに“生存確認”的な感じにもなりつつある。
Jazz の話も、オーディオや人との出会いの話も、そして世の中の出来事もあれこれ話して「それじゃまた」となる。
先生とこんな歳になっても話をしていることになるとは、中学生の時には夢にも思わなかった。

 

2025/07/06

俳句を詠んでみる_0488【 竹落葉(たけおちば) 半ば死んで 生きるを知る 】

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今の自分の状態って半分死んでいるんじゃないか、と思い一句詠みました。

【 竹落葉(たけおちば) 半ば死んで 生きるを知る 】

《背景》季語:竹落葉[夏]
夏の季語「竹落葉」は“竹の秋”の終わり、さやさやと新緑になった竹林では、ひるがえるように落ちる竹の枯葉が散る。
青々とした竹林の下には竹落葉が深く積もっている。
そんな様子を見て、今のこの歳の自分を思った。
社会上でも、身体の状態でも、世の中、人との関係でも、半ば死んでいるようだけど、そうして生きている自分を知った。

 

2025/07/05

俳句を詠んでみる_0487【 始まりは 赤坂茶寮 春の宵 】

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宵のひと時、随分と昔の、想像もしなかった勤務地での歓迎会を思い出して一句。

【 始まりは 赤坂茶寮 春の宵 】

《背景》季語:春の宵[春]
十数年前、夕暮れてから夜の更けぬ間の春の夜に東京勤務が始まる歓迎会があった。
“春の宵”には夢のような雰囲気を感じさせる、そんな感覚がある。
今まで見たこともないような夜の赤坂茶寮の空間。
そこからの3年の東京生活が15年にも感じさせる人生の時間になるとは思いもよらなかった。
通常の人生では出会えない多くの人、場所、仕事、恋に似たようなものまでが待ち受けていた。

 

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