「志ん朝のあまから暦/古今亭志ん朝・齋藤明」を読みました。
『志ん朝のあまから暦/古今亭志ん朝・齋藤明(河出文庫)』を読みました。
もともとはNHKラジオの音楽番組「お好み邦楽選」をベースに、筆を加えたもので、1991年に淡交社より刊行された「志ん朝のあまから暦」を底本として、文庫化し、その際、誤字・脱字を正したとのことです。
志ん朝さんはもちろん噺家。
齋藤明さんは、作家、芸能評論家で、1954年からNHKラジオ・テレビの台本執筆に関わっておられた方とのこと。
「松がさね」「七草爪」など、聞いたことはあるがよくわからない、あるいは聞いたこともない言葉、そしてもう今は人々の日常生活から消えた四季折々の行事、言葉、季語などを落語のように流れるように語ってくれる・・そんな本でした。
志ん朝さんは2001年にこの世を去っています。
つまり、その頃でも既に25年前、私には、読んでいて馴染みのない言葉がどんどん飛び出すし、志ん朝さんがご健在だった頃の日本人の大人にはすっかりお馴染みの言葉、行事なども私の知識ではとんとわからず、苦労して読むことになりました。
それでも「十日戎(とおかえびす)」や、「初天神」などは歳時記や落語などで耳にしたことがあり、それぞれに志ん朝さんが語られることによって、その光景が目に浮かぶようで、その雰囲気が伝わってくるのでした。
百人一首についての蘊蓄(うんちく)などは、初めて知ることばかりでしたが、とても興味深く面白く、愉快なエピソードまで添えられていました。
これは読み物としても、私の俳句(特に季語について)の勉強にもなり、いいものでした。
読み返せば読み返すほどに新しい発見がありそうです。












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