「夫と妻/永六輔」を読みました。
『夫と妻/永六輔著(岩波新書)』を古本で見つけ、読んでみました。
2000年第一刷発行となっておりましたので、かれこれ25年前の本です。
夫と妻、男女が共に暮らすこの世の中について、著者、永さん自らの夫婦についても語っておられますし、さらに古事記からその後の古文書を読み解いている中山千夏さんとの対談もあり、時々古い日本の男尊女卑的な考え方についてふれている永さんがいますが、それがこの本を読んだだけだとちょっと微妙な感じで、永さんはどう考えているのかが、割と曖昧です。
古い考えがまかり通っていた時代に幼少期を過ごしているから、その考えが時々表に出てくるけど、結論としてその逆になっているような話っぷりが度々出てきて、そこら辺がよくわかりませんでした。
何せ25年も前の本ですから、けっこう“言いっ放し”で、ただ対談や講演などの文では、聞いている人を盛り上がらせようとしてわざと煽るような発言をしているのかもしれません。
淡谷のり子さんとのエピソードもかなりの頁数を割いて書かれていますが、その部分などでは永さんの考え方がよく出ていたように思います。
結局、女性をかなり重んじているということがよくわかりました。
それに、基本的には女性の言うことの方が強く“まっとう”で、男は体面を気にするばかりに自らをみっともない様子に見えることにしてしまう。
この本にも書かれていましたが、男は最後には戦争をすることを選んだりするし、私は本当は男が色々政治的に決めていく世の中なんて結局“ろくなことにならない”んじゃないか、と思いました。
私も今の年齢になって、夫婦とはどんなものだろうと、あらためて考えることがあります。
最近夫婦でよく行くようになったバスツアーに参加すると、夫婦で参加している人はだいたい2パターンです。
奥さんがめっちゃ威張っていて、旦那はとてもおとなしく、静かに後を付いていくような夫婦。
こういう夫婦は時に奥さんが些細なことでもの凄く怒り、大声を発して旦那さんを諫める光景が演じられることが多いです。
そして、このパターンの夫婦が圧倒的に多い。
もうひとつは、旦那が終始“威張りっ放し”で、バスの中では何か景色ひとつ見ても“ああだこうだ”といらぬ解説をし、自慢ばっかり。
バスを降りても添乗員さんが説明すると、いちいち大きな声でうなずき、どうでもいい質問をしたり、自分が持っている知識を奥さんの前で声高に自慢します。
こういう旦那さんにも何度も遭遇したが、これもいやだったねえ。
もっとも少ないパターンは、二人ともバスの中では小声でうれしそうに色々なことを話している様子。
バスを降りて名所などを見学している時も互いに相手のことを気にして、遅れてしまった相手を待っていてあげたり、あの景色は素敵だね、などという会話がとても麗しい夫婦です。
でも、こういうのはバス一台に二組がせいぜいです(^_^;)
じゃ、お前ら夫婦はどうなんだ・・と言われると・・よくわかりませんが、バスの中でも降りてからでも仲良くはしています。
話がそれましたが、夫と妻、夫婦について色々考えさせられる本でした。

















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